ダイハツの一連の不正の背景に短納期の商品開発が挙げられていますが、トヨタ流になぜなぜで深堀すると、ダイハツのマーケティングがスズキへのカンターアタックに終始していたことも問題があったのではないかと思います。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/news1242/world/news1242-489753
スズキのハスラーに対するダイハツのキャスト然り。
スズキのジムニーのフルモデルチェンジに対するダイハツのタフト然り。
スズキのスペーシアのギアに対するダイハツのタントのファンクロス然り。
スズキのソリオに対するダイハツのトール然り。
スズキのクロスビーに対するダイハツのロッキー然り。
特にソリオはダイハツ、そしてトヨタにとって脅威だったのではないかと推察します。
ソリオはワゴンRから独立して初代がデビューした時にスズキのトップ肝入りと聞いたことがありますし、ソースはたぶん「ベストカー」当たりだと思いますが、トールがデビューした時はソリオに対抗してブーンの車体にタントを載せて短期間で仕上げたと酷評されていた記憶があります。
加えてブーンがトヨタのパッソとして、その前にストーリアがトヨタのデュエットとして販売した成功体験、すなわちダイハツ+トヨタの販売網でスズキを圧倒したことがダイハツのマーケティング戦略がスズキのカウンターアタックになってしまった要因ではないかと推察します。
トールことトヨタのルーミー(及びタンク)然り、ロッキーことトヨタのライズ然り。
一応3代目クワヒロカーのSX4に4代目クワヒロカーのスプラッシュ、そして5代目クワヒロカーのスイフトとスズキの普通車を3台乗り継いだことを改めて振り返るとダイハツよりもトヨタの販売網への警戒心は感じてましたし、前述したソリオやクロスビーがデビューした時はやはりライバル不在な感じでしたし。
ニッチかもしれませんし、一つの販売店での感想ですが。
ただ、スズキはスズキで営業成績の優秀な販売チェンネルにはトップの写真を看板に掲げて営業成績トップをアピールする、看板費用は販売店負担で営業成績が下ると看板を下げる費用も負担+ペナという厳しい掟があると聞いたことがありますが。
なので、修さん見ても笑えない、愛想笑い、みたいな。
逆にそのスズキのダイハツへのカウンターは、ミライースに対するアルトエコぐらいではないかと思います。
一方で、クロスビーに対して販売網で有利だったロッキーことライズがその差をさらに広げようとしたのか、もしくは日産やホンダも抑え込もうと思ったのかハイブリッドに舵を取った結果、それは1リッターカーであるメリットを捨ててまでも1.2リットル+モーターにシフトしようとしたことが一連の不正発覚の引き金になったと思います。
スバルのレックスのことを忘れそうでしたが、それは何とも皮肉だと思います。