元イタリア代表FWバッジョが理想的な指導者について問われ、「私に適した監督?サッカーは選手のものであり、それは変わらない。優れた監督とは、選手を認め、誠実に扱える人。話ができ、敬意を保ち、技術的な質問に応じられる監督だ。そういう監督がいい。」とコメントしました。
続けてバッジョは「戦術的な知識は勉強して身につけられる。もっとも出会うのが難しいのは、人間的なクオリティーのある人だ。今の監督なら誰か? それはグアルディオラ監督だね。誰よりも彼が優れているよ。」 と、マンCのグアルディオラ監督の名前を挙げました。
現役時代にブレシアでチームメイトであった元スペイン代表MFのグアルディオラ監督の名前を挙げた理由として、バッジョは「グアルディオラ監督はプレーの意味をピッチに伝えられる。彼の選手たちが気持ちを込めるのは、楽しいと感じるからだ。彼のためにプレーして幸せだからだよ。小さなピッチでプレーしていた若いころに戻るのさ。」」とし、続けて「グアルディオラ監督は選手の本質、中身を認識できる。各選手に完全な敬意を払っているからだ。試合に勝つのは選手だと分かっており、選手が全力を尽くせるようにするために全力を尽くす。」 と評しました。
また、バッジョはユベントス時代のチームメイトで、現在インテルの指揮を執る元イタリア代表MFのコンテ監督についても「面白い。」と評し、「彼のことはよく知ってるが、とても優れた監督で、伝染する闘争心にあふれている。現役時代もそうだった。常に自分と仲間に最大を望んでいたよ。何を提供で、何を求められるかを分かっている人の素晴らしい模範だ。誰もがチームメイトに欲しい人さ。おしゃべりせずに仕事に専念する。」 と称賛しました。
現役時代にバルセロナで元オランダ代表FWのクライフ監督の愛弟子だったグアルディオラ監督は、確か将来指導者を目指す上でクライフ監督からは学べなかった守備を学ぶために当時バルサからローマに移籍して次にバッジョとプレーするためにブレシアに移籍したと記憶しているのですが、そのグアルディオラ監督にもしマンCにバッジョが加入した時の起用法を聞いてみて欲しいです。
一方、コンテ監督はバッジョと確執のあったサッキ監督やカペッロ監督、リッピ監督のテイストに近いものがあると思うのですが、、、。