以前NHKでゼルビアの町田監督の特集を見た時は、そのマネジメントに感銘を受けました。
ただ、ゼルビアのサッカーについては、NHKで黒田監督の特集を見るに至った、噂に聞いていた合理的な戦術とは少し趣が異なるものでした。
具体的にはイタリアのカテナチオみたいな、1-0もしくは0-0を良しとする、内容的にはつまらないとされる。
でも、10番のファンタジスタがいて、一瞬の閃きがあるというか。
何より守ることに対して美学があるというか。
ロングスローの前にタオルでボールを拭いたり、PKの前にボールに水をかけたり(そもそも口をつけた飲料水を掛けるところが何とも不衛生な)、試合開始早々にファウルをかましてジャッジの度合いを見極めるとか。
それはアズーリとは、やっぱりちょっと違うというか。
それ以前に4月に中継を見たジュビロ磐田戦でのゼルビアのサッカーは非効率だと思いました。
もちろんゼルビア、黒田監督の目指すところはアズーリではなく、青森山田なのかもしれませんが。
また、Jリーグの最初のチャンピオンシップで判定が気に食わないとカズがPKを蹴る前にボールに唾を吐いた元ブラジル代表の10番が当時何かと日本のサッカーに足りないのはマリーシアと言っていた記憶があって、カテナチオよりもその延長線上なのかもしれません。
後に日本代表の指揮も執られましたし。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/sports/kyodo_nor-2024083101001244
なので、ゼルビアがJ1昇格した年にJ1優勝は最初ロマンがあると思いましたが、ドイツ・ブンデスリーガのカイザースラウテルンとはちょっと違うというか。
逆にサンフレッチェ広島は加入したばかりのストライカーがシーズン途中に抜けましたが、新戦力もフィットしてかつ魅せていますし、悲願のスタジアムが建設されたシーズンに優勝する方が浪漫があると思っています。