およそ25年間の現役時代をローマ一筋で過ごした所謂ワン・クラブ・マンの元イタリア代表FWトッティがローマからの移籍する可能性があったことは確か二度、ローマの10番を与えられる前に当時ローマを率いていたビアンチ監督と不仲でサンプドリアかミランへの放出される可能性があったことと2000年代始めに当時銀河系軍団と言われたレアル・マドリーがトッティの獲得に乗り出しましたが、トッティ本人もレアルからのオファーにローマ退団を考えるもレアルのホームのユニフォームとローマのアウェイのユニフォームの色は同じだとしてレアル入りを諦めてローマ残留を決めたと聞いたことがあります。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/ultrasoccer/sports/ultrasoccer-441522
ただ、マンUとスリーライオンズの右サイドハーフだった元イングランド代表MFベッカムが元ポルトガル代表MFフィーゴとレアルで共存するためにセンターハーフにポジションを下げたことを考えると、トッティは当時のレアルのエースナンバー7の元スペイン代表FWラウールか元フランス代表MFジダンとセカンドトップやトップ下もしくはセンター寄りの左サイドのポジションを争っていた訳で、当時の指揮官がアンチェロッティ監督でも現実的ではなかったと思いました。
フィーゴとベッカムをWBに据え、ラウールと元ブラジル代表FWロナウドもしくは元イングランド代表FWオーウェンの2トップの後ろにジダンと並ぶ3-5-2も考えましたが、そうなると今度は左WBに配置せざるをえないフィーゴが元ブラジル代表DFのロベカルとポジションを争いますし。
ベッカムをアンカーに据えてフィーゴを右WBに配置する方法もありますが、それだと守備がスカスカになりそうですし。
実際ジダンら大物と下部組織出身者でチームを構成するジダネス&パボネスと呼ばれた頃は強かったですが、ベッカムと入れ替わるように元フランス代表MFマケレレがレアルを去ると、汗かき役を失ったレアルはカペッロ監督が戻ってくるまで主要なタイトルが遠ざかりましたし。