先日行われたアーセナルとチェルシーのロンドンダービーは1-1のドロー。この結果2試合残した段階で首位マンチェスター・Uと2位チェルシーの勝ち点差は7となり、マンチェスター・Uの4シーズンぶり16度目のプレミアリーグ優勝が確定。今シーズンのマンUはC・ロナウド&ルーニーのファンタジスタ・コンビとギグス、スコールズらベテラン勢がうまくミックスされたいろんな意味でいいチームでした。開幕前には「ひとつのサイクルが終わった感がする。」といったクワヒロ・バラーナですが、失礼しました。中でもC・ロナウド。マンUの”背番号7”がここまで似合う選手に成長するとは思いませんでした。
一方、プレミア3連覇を逃したチェルシー。まだ、FAカップが残っていますが、個人的には今夏の大型補強は失敗だったと思います。
生え抜きのテリーに世界最高のセントラルMFのランパード、そしてプレミアでは数少ないファンタジスタのJ・コール。昨シーズンのチェルシーの中心はやはりこの3人であり、それぞれを各セクションに据えた4-3-3システムがあってこそ、現在のチェルシーの発展があったのだと思います。
しかし、チャンピオンズリーグ制覇を目指して”ドイツの新皇帝”バラックと”ウクライナの矢”シェフチェンコの獲得とそれに伴う4-4-2システムの導入。さきのチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ(冒頭のロンドンダービーも)はバラックとシェフチェンコを欠いて敗れた訳ですが、それでも組織として非常に機能しにくかったのでは?と思います。個人的にバラックは青いユニフォームよりも白い巨人のユニフォームの方が似合うと思いますし、シェフチェンコもACミランでファン・バステンの幻影を消すべきだったとも思います。ダフの放出も痛かったですね。