先月末から3年ぶりに開催された2023年の輸入車ショーの様子を記事にしていますが、8回目の今夜は今注目のEV編です。
今回の輸入車ショーにおいて、GMとマセラティとアストンマーチンとベントレーとロールス・ロイスとルノーとMINIを除くと、各メーカーがそれぞれEVを出展していました(ステランティスはまとまてカウントしています)。
2035年とお尻に火がついているので当然と言えば当然ですが、特に前回紹介したドイツ車勢は各社目玉としている印象でした(⇒内燃機関の方はコチラ)。
故に今回あせてEVオンリーを最終回に持ってきた次第ですが、ただ、この田舎においてはメディアが報じる程EVに注目が集まっている印象は受けませんでした。
例えば、このポルシェのタイカンですが、隣の911や後ろの718ケイマンに比べるとお世辞にも注目を集めていなかったと思います。
同じくドイツ車勢ではメルセデス・ベンツがEQナンタラを全面に並べていましたが、ヤナセのブースに足を止める人は決して多くなかったと思います(写真は常連さんと思われるお客さんに接客する営業マンががっつりカメラ目線だったので、最近流行りの消しゴムマジックというトリミングで消しています)。
まあ、もっとも昔Aクラスに試乗した際に、「メルセデス(ヤナセ)はレ●サスみたいに媚びない」とおっしゃられていたので、一見さんお断りなんだと思います。
Aクラスに試乗してショールームに戻り、展示してあったEクラスを覗こうとすると「それはお客様が商談されている(買える)車ではありません」とシャットダウンでしたので、このEQナンタラもお高いんだと思います。
一方、EVよりもがガソリン車を全面に押し出したBMWは、半導体不足による新車の納期が総じて見えないドイツ車勢にあって、まばらなラインナップでもお客さんが集まっていましたがそれでもEVに足を止める人は少なかったです。
残る御三家の一つも4ドアクーペっぽいEVを全面に押し出していましたが、ほぼフルラインナップだったコロナ前に比べるとスッカラカンなガソリン車のラインナップと相まって、こちらもお世辞にも盛り上がっているとは言えません。
それもそのはず、このEVの値段を見ると車両本体価格でおおよそ700万円!!
ガソリン車が爆発しそうなメーカーのEVは感電しそうですし、これだとレクサスも視野に入りますし、これならレクサスを買います。
もしくはトヨタのハリアーを買って、おつりでロレックスかオメガを買います。
また、黒船襲来と言われているBYDですが、この値段であれば、日産のリーフを買うと思います。
そして、その黒船がやっていきているのは、少なくともこの田舎ではなく、欧州ではないかと思っています。
ボルボも半分はEVでしたが、トリミングで消した先にはお世辞にも忙しいとは言えない営業マンの姿が写っていました。
タイカンやEQナンタラ、個人的にはそのフロントは悪くないと思ったi7の値段を見ていませんが、間違いなくガソリン車の同じクラスよりもお値段は高くなると思います。
そうなると、タイカンやEQナンタラを買うよりもパナメーラを買った方が良いんじゃないか、ジャガーやマセラティのガソリン車を買った方が良いのではないかと思える訳です。
感電するリスクよりも、マカンを買った方が良いのではないかと思う訳です。
一方、ガソリン車とそのEV仕様を揃えるステランティスはフィアットのe500を展示していましたが、e500をリースとしたフィアットの判断は正しいと思います。
ただ、アイフルのCMではありませんが、そこに愛があるようには思えませんが、、、。
もっとも車の購入は残価設定が主流で、先日もYahooの記事でとある自動車評論家が「残価設定で購入するのが主流であり、残債が残っている内に車を手放して新車に乗り換えるのがお得」と書かれていたので、これからはその残債の処理も不要であろうリースが主流になるので良いのかもしれません。
ということで、お送りしてきた2023年の輸入車ショーは今回が最終回です。
もちろん「まだ終わらんよ!」ということで、当ブログはまだまだ続きますが、来年の輸入車ショーはどうしようかといった感じです。
買う予定ないし、たぶんもう輸入車は買わないでしょうし、EV買うお金があったら他の使い道を考えますし。
ただ、繰り返しになるかもしれませんが、車の近未来は、輸入車も国産車もそれこそ住宅に近付いていると思いました。
それこそ一生涯のローンで買うか、もしくは賃貸みたいな。
もっとも納期は家の方が先に建ちそうですが、、、。
そして、それは趣味ではなく、生活だと思います。
すなわち車が趣味だという時代は、まもなく終わりを告げる気がしてなりません、、、。