お正月にブックオフで布袋寅泰の「SSG」を買いました。
タイトル曲他最初に聴いたのは、WOWOWでフジロックを放送していた時で。
その頃、具体的には「Ⅲ」を境にほとんど聴かなくなっていたのですが、満を持してのフジロック出演だったと思うので、そこはチェックして。
もっとも冒頭のインタビューからちょっと雲行きが怪しい感じがしてて。
そんな中、一発目にタイトル曲を聴いた感想は、やっぱりドラムンやっちゃうよね、といった感じで。
ドラムもデヴィッド・ボウイがドラムンやってた時のザッカリーですし。
あとはプロディジーのリアム・ハウレットでしたっけ、みたいな髪型だと。
で、♪THEY SPY YOUのラストのセリフで、歌の中のセリフなんだけど、オーディエンスは ” えっ!?俺らブタ?! " みたいな感じになったんじゃないかと。
続いてが♪BELIVE ME,I'M A LIARですし。
ギターもキュイ~~ンと鳴ってる、みたいな。
そして、そのオーディエンスの反応が、冒頭のインタビューにつながったのではないかと、そんなことを当時は勘繰ったりした記憶があります。
その「SSG」をちゃんとCDで聴くのは今回が初めてになるのですが、BOØWYの「インスタント・ラブ」やソロでの「ギタリズム」に「Ⅱ」でのハウス、そして今回のドラムンベースやブレイクビーツとやっぱりこの人は打ち込み系の消化は流石だと思いました。
タイトル曲に続く♪FUCK THE FAKE STARはどぎつい歌詞に耳が言ってしまいますが、らしいイントロからのギターとリズムがマッチングし、最後はデヴィッド・ボウイの♪テリング・ライズですし。
所謂デジロックの祖というか、8ビートも確かですが、シルエットよりもデジロックが本分なんだと思いました。
一方で、やっぱりバーチャル世代かと問われると、もう少し客観的であれば、名盤になっていたのではないかと思いました。
また、♪THEY SPY YOUと歌わざるを得ない、周囲の雑音にかき消されてしまった部分もあったかと思いますし。
いずれにせよラストの♪DESTINYはめちゃくちゃカッコ良くて、唯一無二過ぎると思いました。