12月例会の劇団昴の『クリスマス・キャロル』にむけて、制作の荒川秀樹さんがお話をして下さいました。11月5日昼、夜2回、事務局で開催。参加者は延べ31名でした。
文豪ディケンズの名作、クリスマス・キャロル。一般には、心が狭く冷淡で嫌われ者の守銭奴スクルージの「改心」物語と思われているが、実は心を開く方のカイシン「開心」の物語ではないかという解釈がとても新鮮でした。
劇団昴はこの作品を1991年から20年間、毎年やって来ましたが、経済的理由から今年で一旦終了になるそうです。これまでいろいろな演出や脚本でやってきて、今回は歌入り芝居。世代を超えて語り継がれる作品を目指してきたので、終わってしまうのは本当に淋しいそうです。
舞台制作に関わる者としての思いも熱く語って下さいました。「芝居は観終わった後から始まる」、「3000人に観てもらおうと思ったら、極端に言えばチラシは3000枚あればいい。本当にこの芝居を観て欲しいと伝えたい相手がいる、ということが大事」「たとえ台詞が1つでも、舞台にはその役の人生があって語られない生活背景を役者が演じる、それがアンサンブル演劇の面白さだ」という言葉など、本当に良かったです。(タイムマシンサークル H)
※各例会にむけて、事前に劇団の方をお招きしてお話をうかがうミニ講座を開催中です。例会が待ち遠しくなること間違いなし! 機関誌や例会場で配布するニュースに随時お知らせしています。サークルお誘い合わせの上、ぜひご参加ください!!
12月例会『クリスマス・キャロル』は、初めてお芝居を観る人も絶対楽しめ作品です!
今年最後の例会、一人でも多くの仲間と、ご一緒に楽しみましょう!