今日は、朝のうちは雲が多かったのですが、10時頃から良く晴れてきた長野です。気温は26度と、昨日よりは暑く感じます。出かける婆さんから「草取りやっといてよ!」と言われ、汗だくで頑張りました。「爺さんはつらいよ」です!
昨日(14日)、婆さんは「風邪気味だから家にいる」とのことでしたので、前から行って見たかった「地附山公園」に行って来ました。(写真は長野市のHPからお借りしました)
昭和60年7月26日に発生した地すべり跡地を利用して整備した公園で、公園名称は、地すべり災害を忘れないように、『防災メモリアル地附山公園』とされました。
この災害は、長野市西方の地附山南東斜面に発生し、山麓部にあった老人ホームや団地を襲い、住宅の損壊、老人ホームの入居者26名が亡くなると言う大きな被害が出ました。
この公園から800mほど下にある「善光寺雲上殿」の駐車場に車を入れて、出発。山の中腹まで行くわけですから、当然、結構な勾配の坂道を上がります。婆さんを連れて来たなら絶対に文句です。
150mほど歩いたところに、公園のような石垣を発見。善光寺さんの奥の院とも言われる「駒形嶽駒弓神社 」の参道でした。
ここも以前から興味があったので、行って見ました。
ちょっと神秘的な雰囲気で、さすが善光寺の奥の院です。
石段を約130段ほど上がると社殿が見えて来ました。想像以上に立派な社殿で、善光寺と同じ「撞木造り」なんだそうです。
両脇の大きな岩が目を引きます。
帰り道、石段の途中にあった、「金比羅宮まで80m」と言う案内板につられてわき道に入りました。
結局、金比羅宮は 駒形嶽駒弓神社 のさらに上にあることが分かり、行くのを諦めて、そのまま脇道を直進。リンゴ園に出ました。リンゴはもう真っ赤です。
リンゴ園から下がると、地附付山公園に向かう道路に出ました。長野市街が一望です。
出た所は、丁度、公園のゲートの前です。夜間と冬場は通行止めになるようでした。ゲートから350m程、坂道を上がると公園です。
公園には駐車場が整備されていますので、歩くより自動車で来ることをお勧めします。(坂道を歩いて見たい方は別ですが)
所々、木々が色付いて来ていました。正面には、萩が山(壁?)のように咲いています。
この公園は、現在も地滑りをGPSで監視しているようです。
この他、地滑り防止のための工事で地中に打ち込んだ、長さ30mの鉄柱も展示されていました。
木々の様子を眺めながら散策路を登って行くと、中間にある休憩所が見えて来ます。
ここからは、善光寺平が一望です。晴れていれば志賀の山々も。
坂道をゆっくり歩いて10分(だと思いますが)、芝生のある広場に到着。ここが公園の一番上、地滑りが始まった所になるのでしょうか。
地滑りの痕跡など感じられない広場になっていました。
広場の外れまで進んで行くと、景色の良い休憩所が有ります。
ここで善光寺平を眺めながら休憩。ここからは、萩の花の中を歩くコースで下りることにしました。花をかき分けて歩く感じです。途中には、長いローラー滑り台があり、滑ってみたい気持ちがあったのですが、「みっともない!」と怒っている婆さんの顔が浮かんできたので諦めました。
園内には、あちこちにこの滑り台が有りますので、子供さんは楽しいことでしょう。「私も、何時か必ず!」
この公園、桜の木が多いので、桜の季節も楽しみです。もちろんこれからの紅葉も。
帰り道は、足が自然に前に出てくれますが、それが楽と言うことではありません。
駒形嶽駒弓神社の石垣が見えて来ました。ここにも神社への参道が有りました。これが昔からの参道なのでしょう。
その手前には、地滑りで犠牲となった老人ホームの方々の慰霊碑がありました。こういう場所では自然に頭が下がります。
参道を歩いて見ました。桜の並木道、春が楽しみな場所です。
車に乗る前に、善光寺雲上殿にも寄って来ました。ここも桜の名所となっています。
今日は曇り空で、涼しい感じだったんですが、殆ど坂道を歩いたこともあり、じんわりと汗が滲んでいました。
我が家の庭の紫陽花も、奇麗な秋色になって来ています。
今日(14日)の歩数は、6,644歩。歩数的には物足りない気がしますが、自然のエネルギーをたっぷり浴びたためか、気持ちの良い疲労感が残りました。