この春より足場丸太の取扱を始めました。
皆さんは足場丸太という製品をご存じですか?
現在の建築用または解体用の足場は金属製のものが主流ですが、一昔前は木製の足場が一般的でした。主に木製足場が使われるのは、低層建物向けが中心ですが新築・解体現場ともに活躍していました。
隣接する建物との空間がない狭小地でも、足場丸太を縦横に組み合わせることで、足場を確保する事ができ、また足場丸太を番線でクルクルっと縛りつけて固定するだけでスピーディーに施工することができるので、解体業者さんなどを中心に、今でも根強い人気があるようです。
何と言っても、使いやすさが一番の売りである商品です。
また、社寺などの修復には木製足場丸太が今でも活躍しています。
※木原木材店ホームページより転載
ただ、全国的に足場丸太の数量を集める事が近年難しくなり、現場の数の多さに対応できず、その役目を果たす場面が少なくなってしまいました。
その理由の一つは、木材価格が低迷し、山林の手入れがされず放置されたり間伐作業が遅れてしまって、細長い真っ直ぐな杉丸太がなくなってきているということです。
幸い、北山杉は真っすぐに育つ杉苗を挿し木で作り、密植して植えるため、足場丸太に適した間伐材は豊富にあります。
そして何より、北山丸太として伐採し、製品用に木取った末の部分がちょうど足場丸太に適した長さと太さになり、杉の木丸ごと有効活用できるのです。
ということで、この需要に応え資源の有効活用を図るため、当組合でも新たに組合員の生産者の皆さんに呼びかけて、今春より足場丸太を集荷し、販売を始めました。
北山杉の特性のひとつである「細く真っ直ぐで強度がある。」というところが、足場丸太には最適と評価いただいております。
足場丸太をお探し、お求めの業者様がございましたら、下記連絡先までお気軽にご連絡をお願いいたします。
京都北山丸太生産協同組合
TEL 075-406-2955 担当 松本
FAX 075-406-2823
Mail info@kyotokitayamamaruta.com
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