京北山国の化粧名栗(なぐり)加工職人、原田隆晴さんに名栗の試作品のお願いに工房へお邪魔致しました。
「はい。了解。」と板を足元に置きサック、サックと一定のリズムで蛤刃の『ちょうな』という道具で作業開始。
「はいどうぞ。」とモノの1分もかからず一枚終了。
「自分の足に刃物を向けて作業するのって怖くないですか?」と聞くと、
「修行中には自分のスネやクルブシをグサッ。。。そんなん若いころは何回もありましたよー。 ワッハッハー」だそうです。。。
名栗作業に使用する『ちょうな』。今は名栗職人の数も減り需要もないため、ちょうなを作る鍛冶工さんの数も少ないそうです。
この微妙な角度の柄は自分好みの角度や長さに、山で頃合いの枝を探し自分で作るそうです。
このように、紐で縛って10数年置いておくそうです。。。
名栗の板を貼った外壁と勝手口の戸。粋な仕上がりです。
協力:原田銘木店
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