11月に入っても日中の気温が25℃を超える夏日!
夜は冷えるかと思ったら昼間は半袖でも気持のいいくらいの陽気に体もおかしくなりそう...
「寒暖アレルギー」でクシャミが止まらなくなり、マスクをしている人も見かけます。
そんな陽気も暑い国の方々には幸いだったかも知れません。
今週はJICA(Japan Internatiotal Cooperation Agency)略称ジャイカ、日本国際協力機構から研修のお客様を迎えました。
中国、ガーナ、ブルキナファソ、パプアニューギニア...などの国から十数名。まずは研修ルームにて北山杉・北山丸太のお話が始まりました。
パンフレットとお土産の丸太コースターを手に熱心に耳を傾けています。勿論、通訳さんが英語で伝えてくれます。
通訳さん、カッコイイ!! 枝打ち、絞り丸太などの専門用語もよく解るように説明してくれます。この後、ビデオを見ながら同時通訳のような忙しさ。もう生産組合の専属通訳さんになって欲しいくらいです。
質疑応答では「1ヘクタールに何本くらい植えるのか」「一般の柱は何メートルくらいなのか」など活発に質問されます。
続いて、活動室の床の間を見学されました。木工品の行燈はlight?lump? タルキ(北山杉小丸太)を意匠に使った天井を見上げてパチリ。パチリ。
綺麗に枝打ちをして、細くて空に向かって真っすぐに伸びる台杉を前に「Oh~」
ここでも「1ヘクタールに5千本~6千本植林したうち最終製品として伐採されるのは何本くらい?」、「結構根元より上の方から伐採されているのは何故?」などの質問が飛び交います。
おしまいに倉庫でたくさんの磨丸太、絞丸太を見学されました。
現在は床の間のある家が少なく丸太の需要が減少している中、中国への輸出も視野に入れて活動しているというお話もさせていただきました。(中国からも来られてましたからここぞとPR!)
人造絞りが人気の的。判りやすいように中間の箸状当て材をはずしてある人造絞りのモデルさんに写メの嵐!!「絞り模様にも色々あるのでプラスチックの箸状当て材の巻き方もいろいろです。」「ふむふむ~~」
最後に皆さんが輪になって...何が始まるのかと思ったら、何とお礼のご挨拶を頂戴しました。
それは北山杉・北山丸太のことをよく知ることが出来たこと。あまり豊かでない土地を利用して、太らさず密度の高い木という特性を生み出したこと。このような不況の中でもゆるがない信念を持ってつくり続けていること。
自分たちの国に帰っても、決して肥沃ではない土地でも何かが出来るということを今日、学ぶことが出来た。そしてお世話になった組合スタッフに感謝します...Thank you very much...という有難い言葉でした。
ようこそ国境を越えて北山杉の里へ。
世界中の人々に北山丸太を見て、知っていただき、その手触りを感じてもらえたら...
私たちこそ喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
時間ギリギリまで挨拶して下さった皆さんを乗せたマイクロバスは次のコース、金閣寺へと出発しました。
ありがとうJICAの皆さん、愛をこめて「いつかまた来て下さいね...!!」
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