藤の花の季節となりました。
ここ北山杉の里でも近年山々に藤の花が美しく咲いています。
ただ・・・昭和40年代、50年代、60年代頃に北山杉を育ててきた年配の方に言わせると・・・
藤の花が咲くのは「山が手入れされていない証拠」だとか。北山丸太の需要が全盛期の頃は山林が宝の山だったことから、絡まって北山杉を台無しにする蔓は全部切り、しっかりと山の手入れをしていたので、この地域で藤の花はほとんど見られなかったそうです。
育てた北山杉のほとんどが十分な価格で販売できればこのように手入れされず荒廃した山林もないのでしょうが・・・
今後、産業として継続できなければ、北山杉の山々は放置林となり、いつか一面に藤の花が咲いてしまうかもしれません。
そうならないよう、北山杉の里らしい景観を子々孫々にまで残せるよう、北山杉の需要を掘り起こす努力を惜しんではいけない!
「藤の花」を眺めながら改めて考えさせられました。
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