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窯と釉薬の悩み

2010-08-30 | タム make
陶芸家の窯だし、といえば「ちがーう!!(ばりーん!)」みたいな。
今回はなんとかそうならずにすみそうな気配・・・いや普段もバリーン!はないけど

以下でっかいものクラブ(注釈:グチを言いあうクラブ)

うちの窯って、奥行き50センチもないのに、前後で焼けが違うんです~
なので、パッと見良くても、取り出すと奥は焼け前だったりする。
むしろ前は焼けすぎだったりもするので、本当に悩みどころです。
ちなみに灯油のバーナーが左右に1個ずつの窯です。
なぜ手前に炎が来すぎるのか?
窯の床にある煙道の部分を部分的に塞いでみたりしてますが
あまり効果はあがってません。
なぜゆえー

このクリーム色の釉薬も、長石のロッドが変ってから全然溶けなくなってしまい
ポットをかける時間を長くしてやっと使えるようになりました。
温度計の不調も重なり、実際よりも何十度も狂ってしまっていたのですが
釉薬の調整でなんとかしようとテストし続けたところ
ものすごく低い温度で溶ける釉薬ができてしまいました。棚ぼた♪

ゼーゲル式計算で少しずつAl2O3とSio2の比を変えていき
最終的に「試験AとBの間が欲しい~」みたいな微調整になって
今回やっとポットミルで作って試し焼き。
今までの釉薬と雰囲気をそろえつつ・・・文系の私には難しすぎます
とはいっても、お店に出してるものだから、違っちゃった♪えへ。では済まされず

透明釉の方は窯のどこに入れてもほぼ同じに焼きあがるのに
なんでこんなに幅のない釉薬なんだー!!と自分でも思います
しかし、並べるとこっちの方が面白いってなるんですよね。
がんばりどころですっっ!


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