こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。
当店は現在夏物最終セール展開中です。
最終セールというだけあって、まだまだ続く残暑にお役立ちな、超お買い得な夏物がたくさんございますので、ぜひお確かめくださいね。
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さて、本日は前回の更新に引き続き、今年12月よりスタートする新しい衣服の「取り扱い表示」についてご説明いたしますね。
実際にこのマークを付けた商品が店頭に並ぶのは年末から年明け以降と思われますが、事前に知ってまったく損のない知識ですので、ぜひご覧くださいませ。
本日は「乾燥方法」「アイロン仕上げ」「クリーニング」について説明いたします。
3.乾燥方法
乾燥の方法についてのマークです。 これまでは服の絵が基本になるデザインでしたが、
このような四角形のイメージになり、さらに追加で記号が入ることで乾燥方法がわかるようになっています。
これも、前回ご紹介しました漂白方法と同じく、丸暗記しないといけないと思いますのでちょっと大変ですが、今のうちに慣れてしまいましょう。
四角形の中に縦線が1本加わると、ハンガーなどを用いた吊干し乾燥でよい、という意味になります。また、線が2本の場合は洗濯機の脱水を使ったりせずに十分濡れた状態で吊干しすることをお勧めする意味になります。水滴が下に落ちると困る場合は、軽くタオル等で押さえて多少水分を取るなどの工夫をするといいかもしれませんね。
横線が加わった場合は、平干し乾燥がよい、という意味になります。型崩れ防止などの理由で、床と平行に広げたネットや台の上で干した方がよい衣服には、このマークがつきますので気をつけてくださいね。
これまでのマークは服を正面から見た絵柄でしたが、新しいマークでは、干した状態を横から見た状態のイメージ、と考えれば少し覚えやすいかもしれません。
なお、このように斜線がつきますと、日陰干しをお勧めするという意味になります。
斜線を屋根に見立て、その下で干していると考えて頂ければわかりやすいかもしれません。
ちなみに新しい取扱い表示マークでは、乾燥機を使用できるかどうかがわかるようになりました。
四角形の内部に○印がはいりますと、乾燥機使用についての説明になります。ちょっと乾燥機のイメージに近い・・・かも?
このように内部に点が1つの場合は乾燥機での低温乾燥が可能です。温度設定を低温(60℃)にしてご使用くださいね。
内部の点が2つに増えますと、乾燥機での高温乾燥が可能になります。温度設定を高温(80℃)にした乾燥機で乾かすことができますよ。
ちょっとややこしいデザインですが、×印が付きますと、乾燥機は使えないという意味になりますので、乾燥機は使わないようにしてくださいね。
4.アイロン仕上げ
アイロン仕上げの新しいマークですが、これまでのマークをちょっと角ばらせた感じで、見た目ではあまり違いはありません。
ですが、これまでの「高・中・低」といった日本語の表記が「点の数」に変更されます。
点が1つの場合は従来の「低」とほぼ同じで、アイロンの低温設定(~110℃まで)でアイロン仕上げができるという意味になります。
点が2つの場合は従来の「中」とほぼ同じで、アイロンの中温設定(~150℃まで)でアイロン仕上げができるという意味になります。
点が3つの場合は従来の「高」とほぼ同じで、アイロンの高温設定(~200℃まで)でアイロン仕上げができるという意味になります。
アイロンのマークに×印が付きますと、アイロン仕上げはできない、という意味になります。
これはこれまでのマークと一緒ですね。
この他に、「当て布必要」や「レース部アイロン不可」といった追加の説明が文章で加えられることがありますので、よく読んでくださいね。
あともう一点、少し細かいことですが、これまでのマークと比べて設定されている最高温度が10℃ずつ下がっています(低温:120℃→110℃、中温:160℃→150℃、高温:210℃→200℃)ので、アイロンの温度設定には気をつけてくださいね。
5.クリーニング
最後にクリーニングについてのマークの説明です。
これまでのマークは丸に波線のデザインでしたが、新しいマークは、
丸印が基本となり、この中に文字が入ることで対応しているクリーニング方法がわかるようになっています。
基本的にはクリーニング業者の方が見ればわかるようになっていますが、一応覚えておくと役に立つかもしれませんよ。
丸印の中に「P、F」が入る場合はドライクリーニングが可能という意味になります。文字はクリーニング業者さんで使う薬剤の分類ですので、私たちには直接関係はありませんよ。
また、前回の更新でご案内した「洗濯方法」の項目と同じように、丸印の下に横線が追加されることで、「優しくクリーニングする」という意味になります。
このように丸印に×マークがつきますと、ドライクリーニングは使えないという意味になりますので、クリーニング業者さんに衣服を渡される前にはチェックしておいた方がいいですよ。
丸印に「W」の文字の場合は、クリーニング業者さんで行う特殊な水洗いに対応しているという意味になります。こちらも下に横線が追加されて、「より優しい洗い」という意味になる事がありますよ。
このマークがついていても、前回の更新でご案内したように、「家庭での洗濯不可」のマークがついているならば、ご自宅で洗濯すると最悪の場合、洗濯前の状態に戻らなくなってしまう可能性がありますので、必ず水洗い処理ができるクリーニング業者さんに依頼しましょう。
何らかの理由でクリーニング業者さんでの水洗いが不可という場合は×印がつけられますので、クリーニング業者さんに服を渡される前にはチェックしておくと良いですよ。
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今年12月からスタートする、衣服の新しい「取扱い表示」の説明は以上となります。
より詳しい説明は消費者庁のホームページ等にございますので、ぜひ参考にしてくださいね。
スタートまでに時間はまだまだ十分ありますので、早めに覚えて周りの方々に教えてあげましょう!!
当店でも引き続き告知ならびにご案内させていただきますので、どうぞ遠慮なくお問い合わせくださいませ。
ラ・セゾンを今後ともよろしくお願いいたします。