こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。
秋雨前線がい座って、今日の東予地方も雨模様ですね。来週には台風18号が日本に接近するという予報もあり、しばらくは青空を見られない日々が続いてがっかりですが、ぜひ当店で気分転換しつつ秋冬の最新ファッションに触れて下さいね。当ブログでも様々な情報を発信していきたいと思っております。
さてさて、本題に入ります前に、本日のタイトルにあります「プルオーバー」ってなに?と思われる方が結構いらっしゃるようですので、簡単にご説明しますね。
プルオーバーとは、訳すと「引っ張って(pull)、かぶる(over)」。つまり前が全開にならない、かぶって着るタイプの服の事なんですよ。昔はニットセーターを指している事が多かったのですが、最近では素材や季節に関係なく、かぶって着るトップス全般に使われています。
近年はTシャツ・セーター・トレーナーといった言葉では説明しにくい多様なデザインのアイテムが登場していますので、「服の着かた」で説明できるプルオーバーという言葉はこれからますます広まっていくと思いますよ。ぜひおぼえておきましょうね。
ではさっそく、そろそろチェックしておきたい、この秋冬使えるプルオーバーをご紹介いたします。
ライトグレーに茶や黒の植物系モチーフを散らしたプルオーバーです。
植物系モチーフというと、花柄が一番多いと思いますが、秋冬物らしい落ち葉や木の実をイメージさせる柄なのがおしゃれですね。
柄を拡大してみました。実はこの柄は、コンピュータ制御された織り機によって生地を作る段階で織り込まれているんですよ。少し見づらいですが、柄の周辺には黒のストライプが入っていて、プリント加工や刺しゅうでは困難な微妙な陰影の表現が実現しています。最近はこんなに細かいデザインが生地を織る段階でできてしまうんですよ。驚きですね。
今回の写真は今着て動きやすいようにパンツとシンプルに合わせてありますが、秋が深まるにつれてベストやジャケット、コートと上着を重ねて使い続けられますね。その際にも秋冬物に多い茶やカーキ色、またはグレーや黒・紺といったさまざまな色に合わせやすい色使いになっているのがお見事です。
なお、パンツは今年も評判の高い膝タック(折り目)タイプです。実際にはいてみますと、膝上からのタックと生地そのもののストレッチ性の高さで非常に動きやすく、また見かけ上の膝位置が高くなるので足長効果もあるんですよ。ぜひ実際にはいて、その感触を確かめて頂きたいパンツです。
(プルオーバー:¥19,000+税、膝タックパンツ:¥17,000+税)
こちらはゆったりラインのプルオーバーになります。
少し横から見ますと、ヒップをカバーするようにふくらんだラインとタックで、ボディラインを隠しつつすっきり見せるデザインの工夫がありますね。
実際よりちょっとわかりにくい写真で申し訳ないのですが、ほぼ同色の紺に染めた二つの生地を左右で組み合わせている・・・ように見えるかもしれません。
実はこの左右の生地、さらにタック部分の生地は全く同じもの布の織り目の向きがそれぞれ少しづつ違うだけなんですよ。 このプルオーバーを店頭でご覧頂ければ、光の当たり具合で微妙に色合いが変わりながらも統一感のある紺色のコンビネーションに渋さと粋さがあると気付いていただけると思います。
シンプルで良い素材だから、シンプルな工夫で魅せるという、デザイナーさんのアイディアが素敵なプルオーバーですよ。
ボトムスは今年注目のスカンツ(スカートっぽく見えるパンツ)タイプです。ウェストから一段下げた所でタック(折り目)を作っているので、とても落ち着いたゆったりしたラインになっています。
生地は一見ツイード風ですが、実はポリエステル系の生地へのプリント仕上げになっていますので、これから春にかけて、時期をあまり問わない使いやすさがありますよ。
あと、全体が抑えめの色合いなので、アクセントに鮮やかなブルーが映える圧縮ニットのマフラーを合わせてみました。寒くなると暗い色の服が多くなりやすいので、こういった小物に思い切った明るい色を合わせると素敵になりますよ。
(プルオーバー:¥9,800+税、スカンツ:¥15,000+税、ストール:¥15,000+税)
本日ご紹介しましたプルオーバーは、それぞれ生地を作る段階から工夫をこらしてあったり、生地の良さを生かすデザインの工夫がありました。
ファッションはデザインだけでなく素材も大切ということがよくわかりますね。
他にもたくさん、面白い工夫がある秋冬物が当店に続々入荷しておりますので、ぜひお確かめ下さいませ。
貴女様のご来店を心よりお待ちしております。