92歳の老婆と46歳のタクシー運転手
老人ホームに向かうマドレーヌの最後の旅
美しい旅という題名のパリタクシー
思い出を手繰りながら
寄り道をする二人
最初は無愛想だったシャルルが
だんだんマドレーヌの過去の思い出に
寄り添うことで
人生のことを学んでいく
マドレーヌの父親が言った『怒ったら一つ歳をとり、笑顔で一つ若返る』
がステキだなぁと思った
パリの素敵な街並みとともに
マドレーヌの過去を振り返る
人生は短いもの
自由に生きなさいと
小切手とともにシャルルに遺言を
残したマドレーヌ
ステキな生き方だと思う
3ヶ月のアメリカ兵との恋愛
そして彼の子を身籠る
シングルマザーとして生きて
ある男と恋におち結婚する
彼はDV男だった
血の繋がりのない息子を邪魔に思い
マドレーヌに暴力をふるう
息子を殴られて睡眠薬です眠らせ
男性器を焼いて刑務所に入ってしまう
刑務所から出てやっと息子と暮らせると思ったら噂に耐えかねて戦場カメラマンとしてベトナムに行き亡くなってしまう
人生はなんて残酷なのか
だけどマドレーヌは辛さをみせず
女性のため活動家として有名になる
最後に美しい旅をくれたシャルルと
その家族に夢を与えて
涙が溢れて止まらなかった
是非とも、観てほしい映画です
下妻物語の深田恭子が
『おフランスに生まれたかった』
まさにそんな気持ちです
パリジェンヌになりたかったな