これまでに,ワンちゃんとお子さんの関係をどう作っていけば良いのか・・,私自身子育て&犬育てをする中で,そんなママ友のお悩みに多く出会ってきました。
この機にまとめてみましたので、どうぞご参考までに。
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『ぱっぴーライフへの道Vol.3』
今回のテーマは「子どもと犬」です。
ときどき,おうちの中でワンちゃんとお子さんの仲がよくない,というお話を耳にします。すぐにケンカになったり物や家族を取り合ったり。
「まさに兄弟のよう」なんてつい笑ってしまいますが,場合によっては笑い事では済まされません。
かたや世の中には,名犬ラッシーのように子どもと犬の美しい絆ストーリーもあるわけで,一体,何が分かれ道となるのでしょう?
犬種や性格の相性もありますので,どんなケースでも,というわけにはいかないかもしれませんが,それでも,ここには確かに周囲の家族(大人)ができるコトや方向付けがあります。
たとえばこんな時,あなたはどうしますか?
「3歳の子どもが,手にしたおもちゃで力任せにワンちゃんを殴った。するとワンちゃんは怒り狂って子どもに歯をむき出してうなった。」
ワンちゃんの方はただ寝ていただけです。突然ごつごつしたおもちゃで殴られて,それはワンちゃんには理不尽というもの・・・と,3歳の我が子を,ワンちゃんの前で叱りつけちゃいますか?
私ならこの場合,どんなに頭で理不尽だとわかっていても,即座の反応としてはワンちゃんの方にストップをかけます。
近くにいればワンちゃんの急所を突く,とか,「ノー、ダメ」などの NGワードがしっかりと功を奏すならそれでもよいですし,床をドン,と蹴ったりワンちゃんが驚くような不快な音をたてる,などです。
とにもかくにも,まずは,”子どもに牙をみせるのが許されないコトなのだ”と示す必要があるのです。
以前にもお伝えしましたが,ワンちゃんなど動物たちは私たち人間よりもずっと,「今」「この瞬間」に生きています。伝えたいことは,その行動のその瞬間にこそ,伝えなくてはなりません。
私たちは、どんなことがあっても大切な我が子(人間)に手を出すことを,どれだけ大切な同じ家族であっても動物であるワンちゃん達に,ゆるすわけにはいかないのです。
そしてこのスタンスは,普段しっかりワンちゃんより上位にあって信頼を得ている群のリーダーであってこそ,示すことができるものですので,普段の関係性はとても大切ですね!
一方,子どもの方には,それこそ,あとからゆっくり説明すればよろしいでしょう。ただワンちゃんを叱って終わり,とならぬようにお願いいたします。
同じ地球上にくらす違う種類の生き物であるワンちゃん,でも同じ家族であるワンちゃんとの付き合い方,優しい心を育む教育の場として,じっくりと落ち着いてお子様とお話されたら良いのだと思います(そう,ワンちゃんへのトレーニングがひと段落したタイミングで,こっちは大丈夫・・)。
このように,ある程度の年齢(ざっくりと小学生の高学年くらい?)になるまでは,お子様もまだまだヤンチャな時期,ワンちゃんとのよい関係性ができるように,親や周囲の大人が両者に誘導のレールを敷いてあげる必要があるのです。
人間の方には「ワンちゃんへのやさしくでも毅然とした態度」を。
ワンちゃんの方には「子どもは絶対的に大切なもの,手を出してはいけないもの,あなたと同じように愛し大切にしている仲間」であることを。
先ほどのような出来事がなくても,日常がそのトレーニングの場となります。
簡単にできることでは,お子さんがワンちゃんのご飯あげ係になってもらうとか(ぜひおすわりをさせてから、あげてみようね!)。
帰宅後のパパ(ママ)は,まずはお子さんに「ただいま〜」とハグしてからワンちゃんをナデナデしてあげるとか(順番はひそかに大切。くれぐれもわんちゃんがヤキモチを焼き過ぎないよう,ワンちゃんにはワンちゃんタイムをとってたっぷりの愛情をあげましょうね!)。
そして少し大きくなってくれば,お子さんの方がもうしっかりとした「犬使い」になっていて,ほっておいても穏やかでやさしい関係がさらにはぐくまれていくでしょう。
そう,そんな良い「場」(雰囲気,流れ,オーラ)をつくることが,子どもと犬を見守る大人が常日頃から,心がけてすべきことかと思います。
と,今回はちょっとしたワンちゃんとお子さんとの関係づくりのヒントでした。
ワンちゃんにもお子さんにも,一つ屋根の下でよかれ悪かれ多くの影響を与えているのは,私たち大人です。
良い環境や良い関係を作りたければ,自分自身をしっかり整えてまいりましょう!
(ヒーリングは言葉としては「癒し」を意味しますが,自分のエネルギーや雰囲気や安定感を調整するものなのです。よろしければ,7月31日にぜひ全国のHASでご体験ください♫)
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