刹那の恐怖と再会、そして別れ

さっきのことです。
いつも通りのバイトの帰り道、自転車を押して公園近くを歩いていました。

黒い服を着た男とすれ違った際、何か僕に喋り掛けてる気がしてイヤホンを外すと、その男がいきなり僕の所へ走ってきました。
その瞬間、殺られると本気で考えて、軽やかなバックステップを披露するも、内心本気で焦ってました。

何か僕に喋り掛けてるんですが、いかんせん恐怖と焦りとで中々理解できず、そんな中、その男が流暢でない日本語を喋っているのに気がついて、ようやく冷静さを取り戻すことが出来ました。

黒服「オレですよ、オレ」
僕「え？つうか、あんた誰よ？」
黒服「シンジですよ。シンジ」
僕「シンジ？（そんな知り合い居たっけか？）・・・・・あ～、アルベルト～！！！」

そうです。黒服の招待はアルベルトでした。
説明すると、アルベルトっていうのは僕の２個下の奴で、ホームグラウンドである沢村公園でサッカーをしてた時に、どういうきっかけか一緒にやるようになって、知り合った、某東南アジア系の顔立ちの青年で、本名はシンジって言うんですが、最初に合った時に、なんとなくブラジル出身じゃない？みたいな話になって、じゃあアルベルトでいいじゃんみたいな感覚で、超適当に僕が付けてしまったあだ名でした。
その後はそれを受け入れてくれたみたいですが。。。
「久しぶり、アルベルト～」とか言ったら、「しんじですよ、しんじ」と訂正されてしまいました。。。

そんなアルベルトと久しぶりの再会。
今は派遣社員やってて今度は名古屋に行くとか、前は千葉に行っていてそこでお洒落さんになったとか、確かに格好が変わっていました。
前のいかにも田舎出身です的な格好ではなくって、ドレスシューズっぽいのを履いていて、香水まで付けていました。
つうか身長もでかくなっていましたよ。どうりで分かんなかったわけです。。。

ぐっさんのことも話していました。
出会い系のサイトに登録していて、そこで出会った子を好きになったのに、告白できずにいるとか、会社を辞めて今はデニーズで働いているとか・・・。
相変わらずぐっさんはぐっさんやってるみたいです。。。

まあそんなこんなで軽く３０分ぐらい立ち話をした後にお別れ。
もう彼と話すことも一生ないんだろうなーとか思いつつ、カンピの原点を、週に２、３度は公園でサッカーをやっていたあの頃のことを思い出しました。
月日が流れるのは本当に早いものです。

アルベルト、派遣は大変だと思うけど、負けずにがんばれよ！
ぐっさんも、らしさを失わずにがんばれよ！