勧誘電車

2008-09-14 02:48:33 | Weblog
電車に乗ってたんですね。

平日の昼間だったと思います。
電車の中は年配の方々か、私みたいなワケの分からん連中か、あるいは出張でどっか行くのかな~と思われるようなサラリーマン、あとは学生連中がほとんどでした。

なんだかでっかい荷物が席の上に置いてあって、でもその持ち主らしきヒトはいないんですよね。
最悪、これ爆弾なんじゃないのとか独りで危ない妄想してましたら、その荷物のタグに何か書かれてるのが見えまして、それがハングルだったんですね。

あー、マナーの違いかーとか思ってそのことは流したんですけど、なんだか周りの様子がおかしいんですよね。

おじさん、おばさん連中の横にはきまって若い学生連中が座っていて、なんだかお喋りしてるんですよ。
そういったペアが一つや二つではなくて、幾つも見かけられて、ああこれ何かあるなーって思ってたんですけど、私にとってはそんなことより、正面に座っていたタトゥーのおっさんの髪型のアシンメトリー具合に夢中でした。

で、そのおっさんと目が合っちゃったんで、再度学生連中とおっさん・おばはんの会話に耳を傾けたんですけど、この会話がなんだか怪しい。
神がどうとか、幸せがどうとか、信仰がどうとか、もういかにもって感じの会話ですよね。

私も大学生の頃、キャンパス内で宗教の勧誘にあったことはありましたが、それ以来の響きでした。
私の隣に座っていたおばさんは、自分は仏教だからと必死に断っていましたが、途中で嫌気がさいたのか、それとも単に目的地に着いたのか、途中で降りていってしまいました。

そしたらその学生連中はターゲット変更ですよ。
今度は隣のブロックに座っていた私ぐらいの年齢の女の子に得意の宣伝文句を切り出してました。
それを眺めていたら、こんどは隣の車両から、2人組の学生もどきが私のところへ・・・。
いよいよご対面です。
正直、自分の所にもそのうち来るなってある程度予想はしてました。
ただ、その2人組に両サイドを挟まれて座られた時はけっこう焦りました。
まあそんなことはともかく、まず最初の切り出しが「あなた、神を信じますか?」だったんで、私は「宗教は結構です」と答えたんです。
間違いなく噛み合ってませんよね、この会話。
ストッパーの力、本領発揮といったところでしょうか?
その会話を終了させるには十分過ぎる一言だったと自負しています。
2人組は困惑の表情で次のターゲットに向かっていきました。

お次のターゲットは、先ほども申し上げた私の正面のタトゥーのおっさん。
さすがでした。
2人組の切り出し文句の次の瞬間、一目でその道のヒトだと分かるような鋭いまなざし。
片言の2人組は何も言わず、逃げ去るように次の車両へと向かっていきました。

その後も荷物の件で一悶着あったんですが、まあ最終的にどうなったかは私が富士で降りたので分かりません。
けど、ああいった団体が、しかも異国の人間が、こうした活動をしてることに驚きましたし、話のタネにはなるなーってその時感じました。

長々と書きましたね。
1300字も書きましたよ。
それでは、また

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