スポーツといえば、東京オリンピック・パラリンピック、
大会組織委員会の会長職をめぐってニュースになっていましたが、森喜朗さんが辞任し、
橋本聖子前五輪相が就任されたのですね。選手の皆さんもいろいろな思いがあることでしょう。
JOC会長は山下泰裕さん。かつて最強の柔道選手だったのでした。
山下選手といえば、選手時代のピーク時、日本が不参加を決定したモスクワオリンピックの代表で
涙ながらに記者会見されたように記憶しています。まだ東西冷戦が続いていた1980年のことでした。
この年に発表された秀樹さんの新曲「俺たちの時代」は、JOC応援歌に予定されていて、
当初のシングルレコードのジャケットは確か、陸上競技のユニフォーム姿だったのですよね。
下記は、秀樹さんのCDゴールデンベストの歌詞カードにある写真で、同じユニフォームの別ポーズ。
Disk2の「俺たちの時代」の歌詞の隣ではなくて、
なぜかDisk3の「NEW YORK GIRL」の歌詞と見開きになっていました。
オリンピック不参加となったので、差し替えとなったジャケット写真が下記の右上のもの。
(こちらは秀樹さんの写真集THE45(清流出版)のp108から転載です。)
今あらためて曲を聴いてみると、すごくいいですよ〜。
アレンジは明るくて爽やかで、ストリングスとシンセのフレーズが印象的なイントロから始まります。
ボーカルが入ると演奏はベースラインがはっきりしたシンプルなものに切り替わり、
ヒデキ節というか、秀樹さんの甘くハスキーな歌声をメインに聞かせる構成です。
一つ一つの音、フレーズの細やかさ。声がとても立体的で、ボーカリスト西城秀樹の卓越した才能を堪能できます。
オリンピック不参加は、秀樹さんには何の責任もない話で
もし普通に参加していたら、この曲が会期前からガンガン毎日流れていたんだろうと思うと
つくづくもったいないし、もっとヒットしていたことでしょう。
東京オリンピック・パラリンピックはどうなるのか、個人的に判断は出来ないですけれど、
昨夏普通に開催できるような状況だったとしたら、幻の五輪関連ソングとして「俺たちの時代」も
どんどんいろいろな所で聴けたら良かったのに、と思います。
ほんと、ヒデキ最高!って感じの声です。音量やや大きめでヘッドホンで聴くのがグーです。