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今日もアレコレありまして

ペースメーカーとの日々 Season2 ~20~

主治医「退院おめでとうございます。急なことでしたけど、お疲れさまでした」

つき「こちらもバタバタとした感じで…

そもそも入院予定なんてなかったもんね!

食事(主に減塩)、水分摂取、普段の生活の諸注意を改めて伝えられました。
とりあえず、ジェットコースターは禁止です。

また、私の症例は稀であると言われました。
病名は「心室頻拍」。「拡張型心筋症」の疑いあり(検査していないのでまだ断定できない)、とのこと。
この病気は発症年齢の平均が60~70代。
40代での発症は珍しく、データも少ない。
と、言う事でデータ協力の依頼を受けました。
データと言っても血液採取されるぐらい。これでデータが取れて今後の医療の役に立つのであれば、と了承。

主治医「5年生存率50%と言われていますが、発症年齢が60~70代なので寿命の可能性もありますし、つきさんの場合は平均寿命までは生きられると考えています」

なるほど💡
5年生存率のカラクリ?発覚。他の病気でもありそうだなぁ…

主治医「A医師からも聞いているのですが、お子さんを希望だとのことで?」

つき「そうですね」

年齢としては40代前半。最後に産むとしたらギリギリのところ。
自然妊娠が難しいのであれば、不妊治療も考えてはいました。

主治医「つきさんの状態では、妊娠は勧められません。もし、妊娠したのであれば、私は中絶を勧めます。」

つき「…妊娠が、出来ないということでしょうか?」

主治医「そうですね。…妊娠は可能ですが、つきさんの状態で妊娠から出産まで診てくれる病院は無いと思います。もし、あったとしてもつきさんか子供かどちらかの選択になります」

私は言葉が出ませんでした。それを察したのか、主治医の先生は続けます。

主治医「つきさんが意識を失った時、心臓は止まっていました。そのまま死んでもおかしくなかったんです。意識が戻って来たのが奇跡です。それが6回確認されています。」

6回死んでいると考えて下さい。それぐらいの状態だったんです。

その言葉は、何回も言われた言葉でもあります。

主治医「せっかく助かった命なんです。大事に生きてください」

つき「…はい。ありがとうございました」

自分の状態をきちんと理解出来ていなかったんだなとショックでした。

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