昨日は、先日亡くなった甥(姉の息子)の告別式でした。
肉親の訃報にショックを受けていた私でしたが、昨日、最後のお別れをして、少し、心が落ち着いたような気がします。
それにしても、子を持った親にとって『逆縁』ほど哀しい事は有りません。
たとえ、自分がどんなに年老いても、相手がどんなに立派な大人に成長したとしても、子供は子供ですから。
そして、子供にとっても、それは同じ事です。
昨日の告別式で、甥のお嫁さんが、「OOさん(甥の名前)は、意識が混濁し始めてから、ずっと、お母さん、お母さん・・・と呼んでいました」と話してくれました。
(ちなみに、私の甥は60歳を超えています)
甥夫婦には子供がいませんでしたから、『お母さん』というのは、自分を産んでくれた母親、つまり、私の姉のことです。
彼女の話を聞きながら、人間は誰もが最期を迎えたときには幼子に戻り、母親を求めるものなのかも知れない・・・と思いました。
これからは、息子を亡くした姉と、夫を亡くして一人になった嫁と、お互いに支え合いながら、二人で穏やかに生きていって欲しいと願っています。