すっかり忘れていました。
今日が夫の誕生日だったということを。
今まで、自分の誕生日は忘れても、家族の誕生日を忘れた事など一度もなかったのに。。。。
いつものように夫の病室に行くと、まるで、私が行くのを待っていたかのように、病棟のスタッフがぞろぞろと入ってきました。
本日担当の看護師さんはもちろんですが、そのほかの人達も大勢・・・。
『えっ、なに、なに・・? 夫の体調に重大な変化があった・・?』
そんな私の不安をよそに、彼女たちは、なんと、『happy Birthday・・・』歌い始めたのです。 そして、そのあとで、口々に『お誕生日おめでとう!』と言いながら、夫に握手をしてくれました。
それから、美女軍団と記念撮影。 最後に、彼女たちからひとりずつ、写真入りのメッセージを渡された夫は、感極まって、涙がボロボロ。。。。
すっかり、夫の誕生日を忘れていた私までも、驚きとともに、スタッフの心遣いに感謝の涙があふれました。
病人はもちろんですが、その家族も、長引く闘病に心が萎えそうになっています。
そんなときの、誰かの親切や思いやりは、いつもの何倍も、何十倍も、身に染みて嬉しく感じられるものなんですよね。
スタッフの方々にとっては、決められたマニュアルの中の一つだったのかも知れませんが、夫が入院してから四か月弱のなかで、一番、嬉しい出来事でした。
スタッフのみなさん、ありがとうございました!