首都圏くんの散歩雑学

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【散歩日記】不動前【目黒ってなんで黒?】

2021-02-27 23:47:30 | 東京都内(23区)

こんにちは!首都圏くんです。

今日は不動前駅に来ました!

なかには、どこそこ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
東急目黒線の始点目黒駅から各駅停車で一駅のところにあります!
目黒駅へは歩いて行くことができます!

不動前駅のざっとすぎる地図はこちら!

 

駅前には商店街が。
マックとかもあります!
いろんな芸能人が住んでるとか住んでないとか、言われていますよね。
 


駅を東に進むと、攻玉社中学校・高等学校が。
有名な進学校ですよね。
攻玉社って名前がかっこよくて、とても印象に残ってます。
攻玉とは、詩経の「他山の石以て玉を攻(おさ)むべし」
から来ています。
意味としては、
「自分より劣っている人の言行も自分の知徳を磨く助けとすることができる。」
引用元:広辞苑
だそうです。
 
海軍服をモチーフにした制服など、色々と独特です。
 
最近は広尾学園とか渋谷教育学園とかの新興系の人気が高いですが、
攻玉社は一定層から根強い支持を受けている印象を受けます。 
親子揃って攻玉社とかっていうケースがあるんですかね。
 


こちらはかむろ坂。


かむろは漢字で禿(はげ)で、
ひらがなになってます。 
白井権八さんという人が、乱暴を働き、処刑されるのですが、
彼には遊女の小紫という愛人がいて、小紫もまた自害したそうです。
さらに、小紫にはかむろという下女がいまして、帰ってこない小紫を探しに行ったら、悪童に襲われ、この坂の近くの池に身を投じたそうです。
その後かむろの運命に涙を流した村人が、この坂をかむろ坂と名付けたそうです。
 
 
 
かむろ、おつかれ。
 
 
かむろ坂の公園には、小紫とかむろの銅像があります。
 


 
そして、かむろ坂を進むと、比翼塚があります。
比翼塚は愛し合いながらに死んだ二人を葬った墓のことで全国各地にあるのですが、
この比翼塚は、そう白井権八と小紫のものです。
 
 
 
かむろ、おつかれ。
 
正直、白井権八と小紫の逸話は失楽園感あって、ロマンチックではあります。けれども冷静に考えてみると感動とはちょっと違う気がします。
かむろがかわいそうです。
 
 
さらに進むと、なんとも立派なお寺
こちらは、瀧泉寺(りゅうせんじ)、古くから目黒不動と呼ばれています。
不動前というのは、目黒不動の前、という意味なのですね。
五行思想(あらゆるものは、火、水、木、金、土の5要素からなること)にまつわる伝説をもつお寺である、江戸五色不動の一つです。
五色とありますが、ここは黒担当です。
そう、目黒とはこの黒のことなのです!
 
ちなみに、
目白不動は、豊島区高田の金乗院でほぼ目白。
目赤不動は、文京区本駒込の南谷寺
目青不動は、世田谷区太子堂の教学院
目黄不動は、台東区三ノ輪の永久寺、または江戸川区平井の景勝寺です。
江戸城から見ると、綺麗な五角形が描けそうな立地ですよね。
 
色で分けだしたのは、徳川家光だそうです。
レンジャーものみたいですよね笑
できれば、白ではなくてピンクだと、よりレンジャーらしさが出ると思いませんか。
そうすると目桃駅とかですかね?ゆめかわいいですね。
 




こんな形で境内を進んでいきます。 




なかはとても厳かな雰囲気でした!くらいしか言えない
毎月8がつく日には縁日が開催されるとのことで、地域に愛されていることがわかります。
 

 
そして、目黒不動は山手七福神も兼任されているようです。
七福神のシステムに詳しくはないのですが、江戸版スタンプラリーのようなもので賞品としてご利益があるそうです。
目黒不動には恵比寿神が祀られているそうです。
他は、覚林寺(毘沙門天)、瑞泉寺(布袋尊)、妙円寺(福禄寿と寿老人)、大円寺(大黒天)、蟠龍寺(バンリュウジ、弁財天)があり、目黒駅から徒歩圏内に全てがあるので、江戸五色不動と比べてすぐに回れます。
 
【不動前の雑学】
・不動前の不動は目黒不動の不動
・目黒不動は江戸五色不動と山手七福神を兼任している。
・デートの際は白井権八と小紫とかむろの話をしながら、相手の愛を確かめてみよう。


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