Kumibenに作品を見て頂く前後に私が一番よく言われた言葉は
「コンフィデンス」であれ、という事。
自信無さげに「あれ?次なんだっけ?ここ、どうすべきだったっけ?」と
内心ワタワタしているものが、表情や指先に現われては舞踊になりません。
でもこれがなかなかむずかしくて、しまいにはタブラプレーヤーにまで
あれこれアドバイスされる羽目でした。
情けないと思いつつ、彼らはKadambの舞踊公演を一手に引き受ける
エキスパートでもあり、まだまだ初心者ねワタシ。と思いつつ、頑張るのみでした。
それでも「初日はどうなるかと思ったけど」というSanjuktaの指示は、
舞踊の内容からどう「魅せるか」に変わっていったように思います。
コスチュームもSanjukta&Kumibenの意見を聞いて決め、
髪型も「あなたの結婚式の写真みたいにしなさい」とKumibenのコメント頂き
(え?和装のかつら?!ヤダ,サザエさんみたいになっちゃうと思ったら洋装のことでした)
インド人の思うところの「和風」、
つまり”日+中+韓+印いろいろごちゃまぜアジア風”みたいな事になって行き
メイクもインド古典ではなくちょっと”東京ギャル的パッチリメイク敦子風”みたいな要望で
要するに今日のインド人の客席が求めるまだ白紙の「前田あつこ像」をどう造り魅せるか
というのはナティヤシャーストラの教典にも「装い方」が記されている程でとても大切な
舞踊の一片なのでした。
私なりにどうにかバランスを取ってまとめてみて、これなら日本人の私もOK、
インド人の求める日本人カタック舞踊家の雰囲気としてもOK,コンポジションにも似合うし
技術的にも支障がない。そんなところを探っていく時間でした。
それでもこの段階でKadamb舞踊団の素晴らしいチームワークと
バックアップを全身で感じて、こう今までには感じた事のない素晴らしい気持ちに
なりました。
初めて留学した2005年頃より、7年近くたった今。やっとここが本当の
ホームベースになりつつあるんだなって感じられた瞬間で、
いつもはガヤガヤいらない事をいう人たちも、いろいろ経て私との今の関係がある人たちも
みんな何も言わずに目のはじっこで微笑みながらサポートをして下さるのでした。
インド人ってそういうところがあります。
何も言わずにすっとやって、いいのよってさらっといなくなるみたいな風の様なサポート。。。
私の2日後に出演をするRupanshiのママ、Nilimabenもその一人。
きっと本心は娘のことでいっぱいに決まっているのに
私の衣裳のドパタを縫い付ける糸を買いに走ってくれたり、
予備になるかもしれないから、と手持ちの渋い扇子を持ってきてくれたり。
心にしみる優しさでした。
Photo by Ms.Debanjali Biswas
「コンフィデンス」であれ、という事。
自信無さげに「あれ?次なんだっけ?ここ、どうすべきだったっけ?」と
内心ワタワタしているものが、表情や指先に現われては舞踊になりません。
でもこれがなかなかむずかしくて、しまいにはタブラプレーヤーにまで
あれこれアドバイスされる羽目でした。
情けないと思いつつ、彼らはKadambの舞踊公演を一手に引き受ける
エキスパートでもあり、まだまだ初心者ねワタシ。と思いつつ、頑張るのみでした。
それでも「初日はどうなるかと思ったけど」というSanjuktaの指示は、
舞踊の内容からどう「魅せるか」に変わっていったように思います。
コスチュームもSanjukta&Kumibenの意見を聞いて決め、
髪型も「あなたの結婚式の写真みたいにしなさい」とKumibenのコメント頂き
(え?和装のかつら?!ヤダ,サザエさんみたいになっちゃうと思ったら洋装のことでした)
インド人の思うところの「和風」、
つまり”日+中+韓+印いろいろごちゃまぜアジア風”みたいな事になって行き
メイクもインド古典ではなくちょっと”東京ギャル的パッチリメイク敦子風”みたいな要望で
要するに今日のインド人の客席が求めるまだ白紙の「前田あつこ像」をどう造り魅せるか
というのはナティヤシャーストラの教典にも「装い方」が記されている程でとても大切な
舞踊の一片なのでした。
私なりにどうにかバランスを取ってまとめてみて、これなら日本人の私もOK、
インド人の求める日本人カタック舞踊家の雰囲気としてもOK,コンポジションにも似合うし
技術的にも支障がない。そんなところを探っていく時間でした。
それでもこの段階でKadamb舞踊団の素晴らしいチームワークと
バックアップを全身で感じて、こう今までには感じた事のない素晴らしい気持ちに
なりました。
初めて留学した2005年頃より、7年近くたった今。やっとここが本当の
ホームベースになりつつあるんだなって感じられた瞬間で、
いつもはガヤガヤいらない事をいう人たちも、いろいろ経て私との今の関係がある人たちも
みんな何も言わずに目のはじっこで微笑みながらサポートをして下さるのでした。
インド人ってそういうところがあります。
何も言わずにすっとやって、いいのよってさらっといなくなるみたいな風の様なサポート。。。
私の2日後に出演をするRupanshiのママ、Nilimabenもその一人。
きっと本心は娘のことでいっぱいに決まっているのに
私の衣裳のドパタを縫い付ける糸を買いに走ってくれたり、
予備になるかもしれないから、と手持ちの渋い扇子を持ってきてくれたり。
心にしみる優しさでした。
Photo by Ms.Debanjali Biswas
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