Luck Key 7🗝

明るくなれるように
誰かのために
自分のために
Essay

幸福への投資

2022-02-06 22:57:00 | 日記


久しぶりに行った美容院。

はじめまして、と挨拶して担当して下さったのは、
以前はアシスタントだったお姉さん。
はじめましてじゃないんです、と私は心の中で呟きながら、やや緊張気味に会釈をした。

だってこのお姉さん、
髪型も服も、いつもすごく可愛くて、
前から切ってもらいたいと思ってた美容師さん。

そんな方が、目の前の鏡に、私と一緒に写ってる。

私の心の中は乱舞。
自然と溢れ出てしまう笑顔。
もはやニヤケ。

そうか、この瞬間のために今日は不運が続いたのか。

何話そう。
シャンプー中、頭の中で何度も繰り返されるシュミレーション。

最近いいことがなくて髪を切ろうと思ったんです。。
お姉さん仕事、楽しいですか?

あーだ、こーだ考えたことは結局聞けないのがお決まり。
現実は緊張とマスクのごにょごにょで、
会話は全然発展しなかった…

だけど最後のスタイリング。
美容師さんに髪のことについて語らせたら止まらない!
それを知っていた私はここぞとばかりに話しかけた。
マシンガントークにならないよう気をつけながら。

そして帰り際、
気がつけば、ちゃっかりお姉さんに勧められたヘアーオイルが入った袋を手に持っていた。

カットと同じ値段。
うーん。
でもこの至福の時間があの値段なら、
数月に一回くらい、人生の幸福な時間への投資としていいかもしれない。

そう思わせてくれた1時間半だった。


美容師さんも頑張ってる。
私も今は不満がある環境だけど、耐えていつか仕事ができるような人になろう。


0から一歩線を引く

2022-02-05 12:43:00 | 日記
0から一歩線を引く

0時過ぎ、失敗した。
夜勤だった。
今日がはじまった瞬間、
出だしからつまずいてしまった。

先輩にも迷惑をかけただろうなあ。
夜中の静かな職場。
少し気まずい空気が流れてた。
冗談もうまく笑えずぎくしゃく。

朝の冷たい風と共に、ため息をつきながら1人で帰宅。

まだ今日は始まったばっかり。
どん底に着いた心を引きづりながら、
今日1日をどうしようか考える。

姉に愚痴りたい。
そう思ったら姉からLINEが来た。
昨日私が作ったポトフ、すごく美味しかったよって。
姉はこれから仕事。これから太陽の下で働く。
そんな一日のはじめに愚痴れない。
グッと言葉と気持ちを飲み込んで、
ありがとう、と返信した。



よし、0になろう。
リセットしよう。



何にかも。
髪を切って、
このネガティブな気持ちを捨てよう。
ポジティブに自分を変えられるように区切りをつけよう。



さよなら。私の過去の私の髪。
こんにちは。新しい私。




いつでもポジティブでいれるわけじゃない。
でも0時がネガティブとポジティブの区切りをつけるわけでもない。

私が、区切りをつける。

ポイント活動

2022-02-02 07:57:00 | 日記

ポイントを集めて得をする生活=ポイ活

辞書に載ってないから自分辞書にこう記載しておこう。

ポイ活。
私の母も姉も得意とする活動。
しかし私はこの活動がとっても下手だ。

まず、ポイントを集めるほど豆でない。
そしてせっせと貯めたとしても、使うのが勿体ないと思って結局使わない。

元々、モノに釣られる子どもでもなかった。
小学校中学年、逆上がりができるようになったら、ガチャガチャ好きなのやらせてあげる。
両親にそう言ってもらって頑張ったのは何日続いただろう。
当時のガチャガチャは私にとって、毎回おねだりするほど魅力的なものだった。
逆上がりができればガチャガチャができる。
私は張り切って鉄棒に向かった。
しかし少しやってみて、そう簡単にできないことを察した私は、ガチャガチャをあっさり諦めた。
別に今じゃなくてもいいし。
いつか違うタイミングでガチャガチャ回せればいいし。
欲しいガチャガチャを横目にそう自分に言い聞かせた。
そうして逆上がりの条件がついてから、ガチャガチャをする回数がガクっと減った。
いやむしろそれ以来やらなかったかもしれない。
結局逆上がりは、小学校高学年に通い始めた体操教室で、あっさりできるようになった。
逆上がり条件がついてから何年か経っていたが、私はしっかりそのガチャガチャプレゼントを覚えていた。
しかしその頃にはガチャガチャに目を輝かしておねだりすることに恥ずかしさを感じる歳頃で、
強がってガチャガチャの約束の話題が出ても、懐かしいねと受け流した。
高学年になってもなお憧れのガチャガチャを横目に…。
こうして逆上がりによるガチャガチャプレゼント券はあえなく使わずに終わった。

そして今日も一枚、ポイントで得たドリンク無料チケットが無効になった。
代わりにチケットを気にせず、自分の好きな飲み物を買うとしよう。