去年、山陰を旅行したんだけど、
鬼太郎のオブジェで有名な、水木さんの故郷、境港市へ行ったんだよね。
以前写真でアップしてある、ネズミ男電車に乗ったんだけど、そこに、ちょっと風変わりな男の子が乗っているなあ~って思って、気がついたんだよね。
黒頭巾をかぶっていて、まあ、異様ななりではありましたが。
で、ちょっと見ただけで、以前TVで知った子だなって、わかったんだ。
それが、日の光を浴びると病気になってしまう、っていう男の子だった。
(実際は、知っていた子の弟だったらしいけど)
この病気って、テレビドラマにもなったから、当然、地元だもの、多くの人が知っているんだろうって思っていたけど。
全身、黒い布で覆っていて、
たいへんだなあ~って思ったんだよね。そのとき。
それがさ、あの、職質警官の記事を見たとき、ぶっ飛んだよ!!!
「お前、タリバンか?」って・・・・、
地元の警察に、そんなこと言われて、きっと、病気の子は、とっても悲しかっただろうって、思って。
自転車の二人乗りなんて、普通の高校生なんか、しょっちゅうやっているだろうし、普通にやんちゃしたい年頃の子だったろうに、
いきなり、その、職質って・・・・・・・だよね。
今日、改めて取り上げたテレビを見ていて、
無知は罪だよなあ・・・・って思いました。
この病気って、『骨髄性ポルフィリン症』っていうんですね。記憶しました。どれくらいの患者さんがいるのかは、知りませんが、闘病中の人々に、おかしな偏見が及ばない健全な国であってほしいと、切実に、思いました。
無知は罪・・・
これって、けっこう厳しくて、大変な認識です。
知らないことが、罪になる。ってのは。
でも、ありうるんですよね。
この世の中、厳しいです。
年を経てぼけてきたら、対応できないような気がしますが、ようは、人との関わり方の問題のような気がします。
もっと、気持ちにゆとりがあれば、あの警察官も違った対処のしかたがあったような気がします。
ゆとりがあれば、対応する相手に対して、おおらかに接することできるから、人の気持ちを考えて言葉を発することもできるよね。
なんか、皆、ぎすぎすして、棘棘だらけの、人間関係に陥っているような・・・・
もっと、ゆるゆると生きていちゃいけないんですかね。
ゆるゆる、綺麗な海を見ながら、ぼ~~~と、生きていたい私です。