薔薇の吐息2014

前ブログから引越しをよぎなくされ、流れ着いたおばさんのひとりごと

遅読な私

2007-05-17 18:12:04 | 本と雑誌

 本を読む速度が非常に早い人が羨ましい。

 私はホントに読むのが遅い。頭の中で音読しているからだろうけれど、読めない漢字があると必ず電子辞書で確かめる。あまりに分からない文字が多くて、京極夏彦の作品から読めない漢字を拾ってみたことがある。だって、昔の用法って難しいものねえ。

 『巷説百物語』より、 篠衝く雨(しのつくあめ)、只管(ひたすら)、却説(さて)、豪く(えらく)、誑かす(たぶらかす)、凝乎と(じっと)、血腥い(ちなまぐさい)などなど。ごく一部。

 ま、ルビあるのが大半だけど(ないと読めないよ~)、私は難しい漢字を使用して、どんどんルビをふるのに賛成派。

 昔の雑誌・新聞みたいにね。

 今の常用漢字は、その漢字の成立無視して、漢字と仮名をまぜるでしょ、もう、あんな無粋な表記はやめてほしいんだよね。 哺乳類をほ乳類のようなものを見つけると、一気に冷める。

 ゆっくり読んでいるわりにはあまり頭に入ってない気がする。読んだ本を忘れるし…。

 今日、読んだ本、折原一(おりはらいち)さんの本も多分、初めてかなあ。

 折原さん、骸骨を集めるのが趣味だそうで、本物を三個も持っているとインタビューにあった。気持ち悪い~。本物って、かつては人間だよねえ。古代のものなのかな。

 ああ、昔見た本物のミイラを思い出しちゃった、~~~~。子供の頃の記憶は鮮烈だなあ。一生、忘れそうもない。映像でなく写真でなく、本物ってのが嫌なんだよねえ。

 ホラーやスプラッタ、読むのも観るのも平気なのに、本物に弱い私。人が怪我したりするのを見るとこっちのほうが血が引けてしまう。「人体の不思議展」なんか間違っても見に行けない。本物の人間を標本にするってのも恐いけど、それを間近に見るなんて……。

 恐ろしすぎる~~~。

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