瑠菜家報(るなちほう)

遊ぶの大好き、食べるの大好きな瑠菜の日々と瑠菜地方の様子を綴ります。

楓斗のからだ②

2016-02-27 15:55:49 | 瑠菜の日記
夕方のお散歩に出掛けようと玄関を出るとき、楓斗の後ろ脚が開く感じがしました。
歩き始めても道の端の方によたよたと寄ってしまいます。
久し振りに脚を痛めた、どちらの脚だろうと見ながら近所をゆっくり歩きました。

と、急に座って後ろを振り向いた瞬間、そのまま後ろにど~んと倒れました
すぐに立ち上がったのですが、近くにいた方たちに楓斗を預けて車を取りに戻り、
病院に急ぎました

「倒れる場合、てんかんと心臓発作が考えられます。
 てんかんは何分か倒れています。
 すぐに起き上っていますし、この子は前から心雑音があって、
 心臓も肥大傾向にありましたから心臓発作だと思います」


専門医の予約を取ってくださり、検査に行くことになりました。
「右心房と右心室の間にある三尖弁が非常に下の方に付いている奇形で、
 しかも穴が開いています。
 ここから、常に血液が逆流している状態です」




症状が進むと肺に水が溜まり、咳き込んだりするようになるそうですが、
「この子は後ろ脚の筋肉がしっかり付いているから、よく運動をさせていますね。
 まだ若いし、今のうちに走らせてあげてください」
と、半年に1度の検診でよいと言われました。

結果報告に主治医の元に行くと、血液検査はしましょうということに。。。
「先日の検査では正常値だった腎臓の数値が高い。急に心臓が悪くなったのでは」
と、また心臓専門医のところへ逆戻り

「心臓は先日と変わりません。腎臓の数値が上がるほどまだ心臓は悪くありません」
で、またまた主治医の元へ

肝臓の数値も正常値を上回っているので、腎臓&肝臓のお薬をもらって
2週間毎に検査する生活が始まりました
正常値上限の1.6から「0.1でも上がってほしくない」と医師が言うクレアチニンの数値は
フードを「腎臓サポート」に変えても、投薬しても正常値に入ることは少なく、
酷い時には2.6まで上がっています。

「この若さで腎臓が悪いというのは先天性としか考えられない。
 正常を100としたら、既に20%くらいしか機能していないということです」
あれから、9か月。
薬も、品を替え品を増やしとありとあらゆることをやってきて、
あと出来ることは点滴だけなのだそうです




ブリーダーはというと。。。
「心臓に穴が開いていると言われたのは初めてだ。その獣医は信用できるのか。
 腎臓も何でも先天性と言って済まされている」

と憤慨し、
「犬に欠陥があれば、新しい犬と交換という酷いブリーダーもいる。
 転地療養と考えてこちらに1か月ほど預けないか。こちらにも責任があるので無料にします。
 但し、医療保険に入ってください」


って、心疾患があって慢性腎不全の犬が保険に入れますか?
「入れるでしょ?」

ご自身も保険代理店ですが、そちらに入る手続きをするわけでもなく
その後は連絡をいただくこともありません。
股関節、心臓、腎臓、肝臓が悪い犬を譲渡してそれっきりのブリーダーが、
新しい犬と交換するブリーダーを酷いと言えるでしょうか






楓斗のからだ①

2016-02-26 16:10:19 | 瑠菜の日記
楓斗が我が家に来て1週間ほど経ったとき、
痛めたのか脚を挙げているので病院に行きました。
脚を診てレントゲンを撮ったほか、聴診器での診察もありました。

先生は難しい表情でした。
「心臓に雑音があります。股関節のはまりも浅くて正常ではありません。
 どこのブリーダーですか?」

診察中ちょうどブリーダーから携帯に電話が入り、
脚を挙げたので病院に来ていると伝えると
「ケージで休ませていれば治る、病院に行くなんて凄いストレスですよ!」
と怒られて股関節のことは言いそびれたのですが、心雑音のことは伝えました。
「大型犬にはよくあることで全く心配ありません」

でも、そのあとの去勢手術時、ブリーダー推薦の別の病院では心拍を測られていました。


(お薬たっぷりのふりかけご飯 楓斗はオレンジのお薬が大嫌い


そして、また脚を挙げた数か月後、
引渡し前、生後3か月の時に楓斗の健康診断をしたまた別の病院に行ったのですが、
心臓のエコー検査の予約を入れるよう言われました。

「大型犬は血流もすごいから、心臓の壁に当たって音がする。
 獣医なんて大きな犬を飼ったことがないから、そういうことがわからない。
 心臓が悪いなら倒れるはずでしょう? 走ったって倒れてないじゃないですか!
 エコー検査なんて断りなさい」


ラブラドール専門の飼育には強いこだわりのあるブリーダー夫妻で
指定のフードを犬舎まで購入に出掛けたりと
我が家に楓斗が来てからもお付き合いがありました。

取り敢えず様子を見ることにして、エコー検査の予約は取り消し、
普通に生活を送っていました。


(嫌いなお薬避けながら、わしわし食べます

それから2年ほど経った昨年5月、楓斗が突然倒れたのでした。




 

楓斗の秘密

2016-02-09 20:39:40 | 瑠菜の日記
楓斗が瑠菜家に来て、ちょうど4年になりました。

犬との付き合いが下手で苦手な瑠菜と一緒に暮らす相手として、
どんなに嫌がられてもめげずに絡んで来る(鈍感とも言う
楓斗を迎えることになったのでした。


PAPAが休みの日には、でどこかに連れて行ってもらおうと
二人で仲良くひたすら待ちます。




楓斗はほかのと遊ぶのが楽しいので出掛けたいのはわかるのですが、




瑠菜はいつでもひとりぼっち




でも、楓斗と二人なら、一緒に走ったり




くっついて寝たり



楓斗に来てもらって本当によかったと思います。



元気に走り回っている楓斗ですが、実は。。。



毎日こんなにたくさんの薬を飲んでいます。


ただでさえ人に比べたら短い一生です。
出来るだけ楽しく、少しでも遊んで暮らせる時間は長く、
生きてほしいな~と願っています