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いらっしゃいませ(^-^)v

坂本龍一展@東京都現代美術館

☆カテゴリーは ライブレポ2025です。

2025 1.26
坂本龍一 音を視る 時を聴く @東京都現代美術館

東京に行きたいな、そろそろ。と、思っていました。
コロナ以後遠方に行くのはためらっていたのです。
おととしぐらいから福岡や大阪へは行けるようになりましたがその先となると~。
何か思い立つようなことがないと行けないぞと思い。

教授のお別れ会があったら東京開催でも行きたいなとは思っていて、しかしそううまいことチャンスは来なくて。
音楽家としての追悼は、映画OPUSを観に行くことで少しはできたのかもしれない。

そこに教授のインスタレーション展示の特別展があるとお知らせ。
12月から3月まで開催ということで、いつ行こう??行くならこのへん!と決めて上京。

直前に「混雑緩和のため平日午前中の来場をお勧めします」なんて公式からアナウンスありましたが
難題ですわよー。そんなに混むのか!?と思って若干ビビる。

夜の東京駅に到着。




前に東京に行ったのは2017年の、ワタリウム美術館であった教授のasync展&遊佐さんカフェミモ女子会日 の時かー。
async展は2日観に行ったんですよ。

一緒に見にいくことになった友達に勧められて事前にオンラインチケット購入。便利だ。
行くなら午前中にして開場前に着こうと向かうことになりました。

このあたり(江東区)は初めての訪問です。新鮮。美術館に着くとすでに行列。
並んではいるがなんとかなるかも?暖かい晴天の日で良かった、並んでいても苦じゃない。

10時過ぎに入館できた~。入場締め切りにならずに入れました!




照明を落としていて暗いのでこけないように気をつけよう。うん。→つまずきやすい私。

教授のおかげで?現代美術も避けずに見に行けるようになったし、瀬戸内国際芸術祭に何度か行って鍛えられました笑
どう見るのかはその人次第で違うということ。
教授の思惑としたら、どういう順序で見てもいいし、ずーっといてもいい、というのがあったとは思いますが
参加者多くてそうもいかず。。。。というのはありましたけどね~。
ワタリウムの時はもーっと緩く見られた気はしています。アルバム全曲通して座って観ることできたと思う。

ハンドアウトをいただいて道順確認しながら進みます。

撮影できるものが多くてちょっと嬉しい→ゆえに人が留まって流れが悪くなるというのもありますが。

田中泯さんが出演しているTIME TIMEが最初の展示になり、ここで早速人だかり。
なので先に次の作品を観たのでこれは素通りに近い感じになったかな。時間があったらゆっくり見たかったかもです。
先にどこかで上演されたものに手を加えて映像化しているのかな?泯さんの存在感(声とたたずまい)、素敵過ぎますよね。


water state1 は教授らしいコンセプトのアート。forest symphonyみたいな自然のデータと音を併せるようなタイプ。

Is your time 震災ピアノと地震データが共鳴するアート。
ピアノが部屋の中央にあってぐるりと囲んでいたような。

カールステンニコライさんとの映像アート。
教授、クリスチャンフェネスさんともいろいろやっていてどっちがどっちなのか区別つかない私の脳ですが、
時間に関係なくずーっと続いてゆく、流れてゆく映像に添う音楽、という感じでしょうか。
主の音にまとわるようにふわっと響く音、教授の創る音の好きなポイント。ノイズであっても。

タイのアーティストさんとのアート。映像を床に座って見ました。これはワタリウムでも観たと思う。
日常生活を流してザラっとした空気の中に添う音楽。

それから、メインという感じのasync。
スクリーンが横に拡大していて迫力!高谷史郎さんの映像もより大きく迫ってくる。
BGMはアルバムasyncです☆
海や空のような風景もいいし、私たちが着いた時はどこかの巨大図書館の映像でしたが、モザイクのような映像が図書室に変化したりその逆も。
観ていておもしろいなと思う変化でした。形のないものが形になっていく様子。


ワタリウムで見た、ザックバランの作品は今回撮影可能になっていた!撮っちゃう。わたしのスマホではぼんやり映っています笑




NYの教授のお家の部屋ごとに撮影して展示していてファンなら必須でしょう!ってやつ。
ワタリウムで見た時はメッセージを書いて貼れるスペースがあって「NYのお家に呼んでくださーい!」って書き残したのを思い出しました!
好きな空間でした☆

山口YCAMで見たLIFEと再会。
はじめて見た時は驚いたものでした。映像と音楽といつまでも観ていられるくらい楽しい。
他に人がいなければ寝っ転がって天井部を見て過ごすのもアリ。9つの水槽をみな廻って観ると確実に何時間も過ぎてゆく。





アーカイブの部屋 文字で見る坂本龍一の声。ここもめっちゃ好きな空間でした。
教授はやはり文系の人なのかもなーって思った。
こんなにメモを書き残していたんだ~。1枚くらいもらいたいくらい(笑)。
それから教授が載った雑誌も何冊も置いてあってなつかしく見ました。
見つめていたらasync部屋からandata と solariが流れてきて泣きそうになった。





中谷芙二子先生とのコラボ霧の彫刻。中谷先生の作品はテレビなどで見たことがあって気になっていました。
中庭に行こう!霧が出始めてうおーーーー!教授の音はほとんど気にしてなかった。視覚全開~。霧直撃~!!
遭難したかと思った笑 視界が霧で真っ白~。






もう一度館内に入ってから、最終展示室。以前に水戸芸であったという岩井俊雄さんとのコラボ。

ホログラムとなった教授の弾き姿と自動演奏ピアノ。
教授の広めの背中、ああ、これだあー!と思った!!私の知っている教授の背中。
(OPUSの背中は最期に近い時期なのだと改めて感じたし)
曲に合わせてスクリーンに光が様々な形で走った作品。
ものすごーく胸にきました。





シェルタリングスカイも良かったけど パロリブル!

小品ですが、いいとこに流れる曲というか。。。
メディアバーンツアーアンコール最後に汗だくだくで弾いていて
スクリーンにスタッフクレジットが流れていた。。。あの時を思い出しました。
教授はいない。のにそこで弾いているように見える。
曲を終えて教授の姿がピアノから離れたら。。。。姿が本当になくて淋しくなったー。

ミュージアムショップに入る。いいお値段なので手が出ません(汗)
ショップから外に出て真鍋大度さん作品。お昼時間天気が良くて気持ちいい。
重い作品に見えないという笑 重厚な音が出ていたと思うけど晴天の空の下では心地よく聞こえる笑




じっくり見るとなるといつまでもいられる場所でもあるのでした。
LIFEなんか全パターンを見ようと思ったら腰すえて一日がかりですねー。

美術館を出る時、これから入場の方々の行列を見る。すごいなあー。
教授のファンってこんなにいるんだ!?って思っちゃった笑
何度も行けるものならばもう2~3回は観に行ってもいいかなあーって思います。
時間を気にせずに観られるならばずっといたいです♪



作品の展示方法・スペースの問題で巡回は難しいのだろうけど各地でも観られたらいいのにねーとも思いました。

教授から受けとっているもの、私のなかにもたくさんあるんだなあと思いました。

後にNHK教育日曜美術館で特集が組まれていて
教授の娘でもある坂本美雨ちゃんが紹介していました。
パロリブル、泣くよねー。娘であればなおのこと。

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