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いらっしゃいませ(^-^)v

坂本龍一 映画Opus

映画OPUS を観に行く。

*カテゴリーは ライブレポ にしています。

先に2022年12月の配信コンサートと、翌月でしたか放送があったNHKでのダイジェスト風の放送視聴済み。
後に映画上映を考えていると知り、見に行かねばと思っていました。

ところが、上映場所が少なくて。。。。
音にこだわるあまり、最適な会館がなかったのか広島では上映ないのです。いつかこっそりでもやってほしい。
遠出して2か所で観てきました。

シネコンに行くとアミューズメントパークのようでにぎやかですね~。




大きなスクリーン、座席数の多い部屋で、広々としていました。
映画の性質からしたらもっと座席数は少ないとこでもいいと思うのだけど。
(だが、場所によっては超少ない座席数での上映もあったみたいで、それはそれで緊張するかも?)

元気に、イケイケで弾いていた頃を知っているから、見るとちょっと切なくもあり。
でも丁寧にじっくりと弾いていて、かみしめるように聴くことができました。

教授の作品全部をわかっているわけではないのと、作品を覚えにくいタイプのものもあって
(音響系っていうんですかねー)今回はじめて聴いたように感じるのもありました。

そんななか Solitude(映画”トニー滝谷”より)、この曲好きなやつ!
教授らしい、哀しさが描かれている気がする。左手のアルペジオ(ピアノではそう言わないか?)が刻まれてゆくなか
右手の主メロの、冷ややかな音のなかに孤独感も出ているように聞こえた。


水の中のバガテル は教授個人的に気に入ってるのか、よく弾いていると思う~。沁みてゆくような音。

Aubade2020も確かCMに書いたと思う。いい曲だなあと改めて思った。
何気に聴いていて、言葉は良くないかもですが流して聴いていたように思う曲。
今はこの曲のメロ、繰り返し部分が頭ぐるぐるしています。

1回目に観た時、aquaで泣かなかった。
不意打ちだったHappyend!配信コンサートの時は流れてなかったはず。わあー!と思ってぐっときた。なぜだろう。

観終わってホテルに戻って。(泊りで来ているのです~。2回は観たいぞと思って)
ベッドに横になった時に涙がぽろり。泣けた~。
NHKスペシャルLastDaysを観た時にはっきりわかったというのに。もういないって。
本当にお別れなんだと思った。


2回目は昨日と違う映画館に行ったのです。



足音が響いてピアノについた教授が弾き始めるとまず背中を映して徐々に接近するカメラワーク。

私の知っている教授はこんなに細くない。
洋服がこんなに泳いではないよ、(教授がっちり系の体格だと思います)
指はあんなに細くない、もっと肉ついてた(握手会の時の感じを思い浮かべながら。)。
モノクロ映像なので指が黒ずんで見えるのはカラーにしたらどうなっているのだろう、とか。
指先部分的に白っぽくなってるとこが1本あって、SPO2の機器装着の影響?とか思ったり。
教授の後頭部も好きなのです(変?)綺麗に散髪してあるわあと思って見ていた。

美貌の青空 アドリブを入れようとしたのかな?ちょこちょこ試して。「。。。もう一度」そのもう一度は流れなかったですが。

つらそうなそぶりを見せずに弾いていたと思ったけど
ピアノ、案外体力必要なのかも。しっかり押さえないと鳴らない?
息とかペダルを踏む音も聞こえていた。しっかり強く押さえる力がないのかなと。
スタッカートとか厳しいのだろうね。

Aqua 映画怪物でも使われて、元々は美雨ちゃんに書いた曲だし、シンプルで響いてゆく作品。
これからもまた人の心に響いてゆくのだろうと思う。

Tong poo イントロ左手低音の風が巻き上がる感じ、練習していた。
結局はメロディーのところから、それも押さえるような弾き方でスタートのが採用になった。
静かなtong poo 最終部分のとこメロディーを抜いてバック音だけ響かせるとこ、(以前にも弾いてはいるのだけど)
全体的に最終の、最新バージョン演奏になっていてあの場での教授音だったなと思った。

嵐が丘、かっこよかった、と配信コンサートレポでも書いた。
今季フィギュアスケートアイスダンスフリーで曲を使っているペアがあってすごく良かったのを思い出しました。

シェルタリングスカイ ラストエンペラー 
体力要りそうな演奏で心配になってくる。

プリペイドピアノの曲は、弦をクリップみたいなものではさんで、独特の音色になっていた。

ラストの2曲は教授の声がしたかのような演奏。

Happy end で いい人生だったよ   
戦メリで (観ているみんなに対して)ありがとうねと 語っているように思えた。
愛おしそうに弾いていた顔が大きく映っていた。

Opus、途中から教授の姿はなく、自動演奏になって鍵盤が動いていた。

クレジットが流れて、離れてゆく足音で締める。

教授とお別れをできたのだとは思った。
作品と、演奏している姿は残ってゆく。
会いたくなったら、聴きたくなったら音と映像を探したらいいのか。

音楽を聴くことで言うと推しのミュージシャンも多い私ですけど
思ってる以上に教授の存在は大きかったのだと感じています。
いろんな入り口を教えてくれた人ですものね。

2回観ることができて良かった。まだ観たいとこ。広島でも観たいもんです~。


set list

lack of Love
BB
Andata
Solitude
for Johann
Aubade 2020
Ichimei-small happiness
Mizu no Naka no Bagatelle
Bibo no Aozora
Aqua
Tong Poo
The Wuthering Heights
20220302 sarabande
The sheltering Sky
20180219 (w/prepared piano)
The Last Emperor
Trioon
Happy End
Merry Christmas Mr. Lawrence
Opus-ending




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