下水道整備‐石原1区、東長岡・馬場地区での拡大について‐太田市3月議会・総括質疑

　3月2日の太田市議会本会議での新年度予算にたいする総括質疑では、市が2012年度に事業認可の申請を計画している石原1区、東長岡・馬場地区での下水道整備の拡大についても質問。市の方針や計画をただしました。

受益者負担金 ㎡350円

　私は、下水道の整備・拡大にともない計画区域内の住民に課せられる受益者負担金がどう設定される計画なのかを質問。

　上下水道局長は受益者負担金について、計画区域内に住民が所有する土地について㎡あたり350円と見込んでおり、農地については受益者負担金の納付猶予も可能と答えました。

　受益者負担金は200㎡（約60坪）を所有する人で7万円、300㎡（約90坪）を所有する人で10万5千円となる見込みで、大きな住民負担増とはならないことが明らかになりました。

2地区同時並行 工事は5年間で

　さらに私は、石原1区、東長岡・馬場地区での下水道整備の工事計画について、2地区を同時並行で進めるのかどうかも質問。

　現在の法律や条令では、下水道の整備区域の拡大計画が認可されると、合併浄化槽への補助金が受けられなくなって」しまいます。

　仮に、この2地区の下水道整備工事が同時並行ではなく、どちらか1地区の工事を先行することになると、工事が後に遅れる地区では、下水道が整備される以前に住宅の建替えや新築の必要が生じた際に、合併浄化槽への補助金が受けられなくなってしまうことが懸念されていました。

　この問題にたいして上下水道局長は、2地区同時並行で工事を進めるとし、2012年度から5年間で工事を完了する考えであると答えました。

　私や地域のみなさんの心配が解消されることになります。
　ただ12年度から整備工事が完了するまでの5年間は、住宅の建替えや新築の際には、合併浄化槽の補助金が受けられなくなることは前述のとおりです。

　私は市長に、5年間と言わず、できるだけ早期に工事を完了することをあらためて求めました。市長もうなづいていました。

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