

寒かった春ですが、一気に初夏のような天気となり、いろいろな
花が咲くようになりました。写真の花は白花タツナミソウです。
タツナミソウは漢字で書くと「立浪草」となります。花が波のよ
うに見えるからだとか言われていますが、「浪」は海より川に多
く使われるそうなので、川のせせらぎで小さな石などで砕けたと
きの浪のイメージが近いのでしょうか?
タツナミソウはシソ科の植物で、花も葉も特徴があります。花は
筒状ですが、形態が唇にたとえられ、唇形花と呼ばれています。
葉はハート型で網目模様に見えます。
本来のタツナミソウは青紫系の花ですが我が家のは純白の花で
す。タツナミソウは青でも白でもまだ自生のものを見たことが
ありません。まあ、出かけるのは近場の山であるし全部の山に
行った訳でもないので分かりませんが、どこにでも良く見られる
と言う物ではなさそうです。
背丈が低いので背丈の高い植物が多いところでは生育は難しいの
かもしれません。我が家でもシダと争って負けています。
いつかどこかで見られることを願っています。