
上記をクリックして頂けると応援になります。
ヒツジグサ、ノブキ、どちらも尾瀬で咲いていた花です。片や尾
瀬ヶ原で大勢の人に写真の対象として良く撮られている非常に目
に付く華麗な花であり、片や鳩待峠から山の鼻の普通の登山道(
殆ど木道ではあるが)にひっそり咲いていて、誰の目にも留まら
ない地味な花です。
ヒツジグサは耳からだけで聞くと羊の草?と感じてしまいますが、
未草と書いて未は時刻のことを指しています。江戸時代の時刻を
表すもので、1日を十二支で12分割して時刻を表し、1刻は2
時間程度とされています。0時から子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥と
続きますので、8番目の未は14時を中心として前後1時間程度
の時刻を表しています。季節によって厳密には現在の14時と合
わない時もあるそうですが、江戸時代の人の時間感覚は今よりア
バウトであったようなので、それこそ午後という感覚で未の刻頃
咲く花としたのでしょうか?
図鑑やネットでは未草と言っても必ずしも一定しない、明るくな
れば咲くなどといろいろな説が説明されています。今回はたまた
まかもしれませんが、午前中には咲いて居らず、午後から咲いて
いました。咲く条件が光か温度か、時刻も関係しているか分かり
ませんが、条件によって早くなったり、遅くなったりするのだと
思います。未草と呼ばれていた時代、場所ではその時刻近辺で咲
いていたのかもしれません。時間も限られていたので出来なかっ
たのですが、半日くらいゆっくりと眺めていれば面白かったと思
います。
ノブキの方はフキの葉に似ていますが、花は極小さく、少し離れ
ると白い小さい花としか言いようがありません。私は他では見か
けた事はありませんが、図鑑ではどこにもありそうな表現になっ
ています。この写真は咲き始めらしく、花の茎はまだ伸びていま
せんが図鑑では、すっと伸びた茎に花が付いているので、これか
ら伸びるのだと思います。
私にとっては初めての花だったので、足を止めて 写真を撮った
のですが、いつも小さい 花を撮るときはピントに苦労します。
三脚を使ってマニュアルフォーカスで..とやれば少しは良いの
でしょうが、通り道で木道になっているので、他の人の邪魔にな
ってしまいます。今回もそれほど良く撮れていないのが残念です。
ブログを読んで頂きありがとうございます。
下記をクリックして頂けると励みになります。
