山に行くと、家の近くには無い花に目が行ってしまいますが、今
回はタンポポが目に入りました。タンポポは丈夫で道ばたやあぜ
道などどこでも本当に良く見られるものですが、その殆どが西洋
タンポポです。西洋タンポポと日本タンポポの違いは花や葉では
分かり難いですが、花の下の部分（総包と呼ばれている）が反り
返っていれば西洋タンポポなので、花の下を覗いて見ると分かり
ます日本タンポポの場合は反り返らず、ぴったり花にくっついて
います。
でも花も良く見ると、西洋タンポポより濃い黄色で、花の並びも
（それぞれの小片が花です）西洋タンポポより整然としてなく、
不揃いですが、味わいがあって垂直方向の厚みがあるように思え
ます。最近は相当山の上の方に行っても西洋タンポポであること
が多いのですが、ここでは登り口とは離れた南側の一部にしか西
洋タンポポが見られませんでした。ただ、最近の研究では遺伝子
レベルで見ると交雑腫の方が多いそうで、純粋な西洋タンポポ自
身も少ないのだそうです。この辺もそのうち交雑腫が増えてしま
うかもしれません。
こういう事もグローバル化の（最近のという訳ではありませんが）
影響だと考えられるので、経済が行った付けは別のところに現れ
ることを頭に入れ、競争ばかりを優先させない考え方も地球全体
として見れば私たちに良い結果をもたらしてくれると思うので、
考えてくれたら嬉しく思います。
