

5月の連休はいつも近場の山に花の散策に行っています。
今年は群馬県上野村の高反山というところに行きました。昨年、
周辺の道路も含めて全線開通したと言う湯ノ沢トンネル経由で下
仁田側から南に下って上野村側へ入りました。湯ノ沢トンネルは
結構長く3Km以上あるそうで、山の中の林道トンネルとしては
長い方だと思いますが、名前は林道でも相当りっぱなトンネルで
す。
車は上野村の役場に置かせてもらい、そこから歩き始めましたが、
途中道を間違えて、時間切れになり、登頂はしないで散策だけで
帰りました。名前もあまり知られていない山で、途中誰にも会い
ませんでした。静かな散策は出来ましたが、標識は無く、分岐が
あると正しい道を進むのはなかなか難しいと思いました。
今年は寒かったせいか、花はこれからという感じでしたがそんな
中でもマムシグサの葉が開く前の状態が見られました。葉や花が
無くても、茎のまだら模様が特徴的ですぐ分かります。最初は先
が尖っていて細いタケの様に見えるとは初めて知りました。いつ
も初夏以降によく見られるところでは大きく育った状態しか見ら
れませんが、時期と場所が良かったのか他の植物にじゃまにされ
ていない環境だったので見られたのかもしれません。
マムシグサは秋になり、実を付けるようになるとその容姿も一変
します。同じ植物でも時期によってその姿をいろいろ変えている
ので、違う季節に見ると面白いと思います。秋の姿は季節になっ
たら紹介したいと思います。