IT・技術開発その他いろいろ活用ブログ

ITや製品開発、その他役に立つかどうかは別にして、各種紹介や個人的な考え方、その他話題をつづって行きたいと思っています。

ITセキュリティ問題は何故減らないか?

2010年04月29日 | IT
ITセキュリティ問題がしばしばマスコミで報道されることがあり
ます。最近ではガンブラーというものが流行っていて有名企業の
Webサイトが改変されて、閲覧者が感染したとの報道が良くされ
ていました。この名前は最初の段階で使用していたドメインに由来
するそうですが、この命名というのも問題だと思います。
この手のものの命名は統一基準があるわけでも無く(過去にはそう
いうものも考えられたようです)、今回のような命名理由では内容
をイメージすることは出来ません。また、名前は分かりやすいです
が作者にとっては名前が広まればうれしく(全部とは言いませんが
本当に知られたくなかったらこっそりやって止めると思います)
名前によってやる気が出るのでは?と思います。

このたぐいの物は全て我々が普通に利用するソフトウェアそのもの
と全く同じ原理で作られています。ソフトウェアそのものです。
ただ、違うのは「悪意」を持って(本人として持っていない場合も
ありますが)作られていると言うことです。命名することによって
犯罪性というものが薄らいで話題性という性質を持つようになって
しまいます。抑止力という点では「犯罪ソフト****」のように
付けられると少し躊躇するくらいの工夫は必要かと思います。

ITセキュリティの問題は人間が扱っている限り無くなることは
ありません。現実の社会で犯罪が無くなるまで続くと思います。
でも、減らすことはできるはずですが、一向に減っていません。
これはいくつもの要因があり、多様性に富んでいるので簡単には
減りません。
その中でもマイクロソフトのOSが本当に多くのパソコンに採用
されているのが大きな要因の一つです。だからと言って利用を
止めようとは思いませんが、脆弱性を多く抱えたまま世の中に出し
て改良を重ねていく方法を変えてほしいと思います。ソフトウェ
アは脆弱性(ほとんどバグみたいなものですが)が当たり前で、
少しくらいあるものだという概念を世界中に知らしめた功労者で
もありますが、そろそろ今までと違った概念のOSを考えてほし
いものです。品質も機能の一つと考えて取り組んでもらえれば
有り難いと思います。
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