IT・技術開発その他いろいろ活用ブログ

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ナンバンギセルの花

2010年10月02日 | 植物
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ナンバンギセルの横顔


ナンバンギセルの花の中


少し前にナンバンギセルのツボミを紹介しましたが、ようやく花
が咲きました。今年は本当に暑かったので咲くのが相当遅れまし
た。早い時と比べると1ヶ月程度も遅い様です。今までの中で多
分一番遅い開花だと思います。

前にツボミを紹介しましたが、それと比べるとツボミが開いたと
言うよりツボミを破って出てきた感じです。良くツボミがほころ
ぶと言うことがありますが、これなどは本当にほころびた感じに
見えます。

花の名のキセルとは煙管で昔たばこを吸うための道具です。
(詳細は下記参照ください。)

Wikipediaの煙管解説ページ


ナンバンは南蛮で、こう書くとすぐ「カレー南蛮」を思い浮かべ
てしまいます。カレーの南蛮は良く分かりませんが、ナンバンギ
セルのナンバンは異国風のと言う意味です。

日本のキセル(煙管)でも似ていると思うのですが、異国風のパ
イプの方がもっと似ていると思ったのでしょうか?
ただ、花の名前としては少し堅いイメージだと思います。

ナンバンギセルは別名、と言うより昔は「思い草」と呼ばれてい
たそうです。和歌にも詠われ、万葉集にも一首ですが歌があるそ
うです。また、その後もいろいろな歌人に採用されていたと言う
のですから昔から知られていたようです。
歌については下記を参考にしてもらえれば、と思います。

思い草の歌を紹介しているページ


万葉集では
 「道の辺の尾花が下の思ひ草今さらさらに何をか思はむ」

その原文は漢字で
 「道邊之 乎花我下之 思草 今更尓 何物可将念」
となっているそうです。

現代人にとってはオール漢字の表現より、訓読みの方がなじみが
あって理解しやすいです。それにしても「思ひ草」とはなかなか
うまいネーミングだと思います。花が物思いにふけっていると言
うシチュエーション(状態)は見ている方も楽しくなります。

「思い草」がなぜ「ナンバンギセル」に変わったか分かりません
が、「思い草」のままの方が良かったような気がします。今年は
ススキの方も植え替えて来年に備えようと思っています。

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