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科学雑誌は興味ある話題が掲載されているときは時々買います。
中身が理解出来るかどうかは別にして、一般向けということもあ
って図解や写真など見るだけでも楽しい内容になっています。
現在、近くの本屋さんで手に入るのはNewtonと日経サイエンスで
すが、昔は科学朝日、Quark、Utan、OMNIなどもありました。残念
ながらいずれも廃刊になっています。その頃から理科離れは始ま
っていたのかもしれません。
科学雑誌に限らず、他の雑誌や本もそれなりに買うのですが、読
む方がなかなか追いつきません。今回の話題も今年の4月に買っ
たNewtonの5月号も今頃読んでいます。
そのタイトルがE=mc²です。理工系に関係した人なら中身は
別にして、ほとんどの人が聞いたことはあると思います。文系、
その他の人でもアインシュタインの相対性理論と言えば知らない
人はいないと思います。
難しいことは抜きにして(興味ある人はNewton5月号を読んでみ
てください)、この式からは驚くようなことが導かれます。
私も一応は理工系ですから、この式はもちろん知ってはいます。
しかし、計算が面倒なので?どんな意味を持っているか考えた事
はありませんでした。ただ言葉としての「質量はエネルギーと同
じ」と言う事だけが頭に入っていただけでした。
まずエネルギーも正しく言うと何だ?というほどやっかいなもの
ですが単純に考えれば温度を上げたり、物を動かしたりする能力
だと見なしても良いと思います。
物質の、そのエネルギーは物質の質量に光速の2乗を掛けたもの
に等しいと言うのです。言葉だとなんてことは無いのですが、数
字で考えると凄いことになります。
物質の種類に関係無く、質量を全部エネルギーに変換可能であり、
その値は例えば1gの場合は90兆ジュールにもなります。ジュ
ールと言っても良く分かりませんから、具体的な例で言うと、
満席のボーイング747機で東京-ニューヨーク間を8往復出来
るのだそうです。ジェット燃料で言えば120万リットル相当の
量に当たると言う事です。
また、電力で言えば1gの質量を全部エネルギーに出来た場合、
8万3000世帯の電力を1ヶ月まかなえるそうです。
1gでこうですから、人間の成人男性を60Kgとすると1gの
6万倍になるので、ボーイングで往復と言うより地球を周回して
しまうと約27万回回れますし、電力なら8万3000世帯の電
力を5000年まかなえることになります。
人間一人でも結構秘めた能力を持っているもんだと変に感心して
しまいました。これを応用して、原子力発電があるわけですが、
安全性、その他の点でまだ多くの問題を抱えています。同じ原理
で別の安全で経済的な手段が見つかれば良いと思います。悪用に
ついてが相変わらず気になりますが..。
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