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筋肉増大法、筋肉トレーニング、栄養学に関してご紹介します!

筋力を追求すると精力が弱くなるって本当?

2024-04-01 14:44:23 | 筋トレ

【結論】筋力追求で精力が低くなる事もある!

運動をしすぎるとテストステロンの体内量が減少するために、結果的に精力が低下することもあります。

テストステロンとは男性ホルモンの一種です。

過度なトレーニングは体にストレスを与え、これがホルモンバランスに影響を及ぼすことがあります。

例えば、ある研究では、持久力トレーニングを過剰に行うアスリート50人を対象に、テストステロンレベルの変化を調査しました。

その結果、平均で30%のテストステロンレベルの低下が確認され、性機能の低下を報告する被験者が増加しました1

 

筋力を維持しつつ、精力も高くする5つの方法

 

適切な運動量を保つ

運動は健康に良いですが、過度なトレーニングは逆効果です。適切な運動量を維持することが大切です。週に数回の高強度トレーニングと、適度な有酸素運動を組み合わせることで、バランスの取れた運動習慣を保ちましょう。

ある研究では、適度な運動がテストステロンレベルを増加させ、精力を向上させることが示されています。特に、週に3回の中強度のトレーニングを行った男性グループで、テストステロンレベルが15%増加し、精力が向上したと報告されています2

バランスの取れた食事を心がける

栄養バランスの良い食事を摂ることで、テストステロンの生成をサポートします。

特にタンパク質、ビタミン、ミネラルが重要です。

例えば、卵、魚、ナッツ、緑黄色野菜などを積極的に取り入れましょう。

ビタミンDの補給がテストステロンレベルを増加させることが臨床試験で確認されています。1

00人の男性を対象とした研究では、1年間のビタミンDサプリメントの摂取により、被験者のテストステロンレベルが平均25%増加しました3

 

十分な休息を取る

筋力トレーニング後の休息は筋肉の回復に必要不可欠です。

また、良質な睡眠も精力を保つために重要です。

毎晩7-9時間の睡眠を確保し、規則正しい生活リズムを維持することがポイントです。

研究によると、十分な睡眠はテストステロンの生成を促進し、全体的な性機能を向上させることが示されています。

10人の若い男性を対象に行われた1週間の睡眠制限実験では、睡眠時間を5時間に制限した場合、テストステロンレベルが15%低下しました4

 

ストレス管理を行う

ストレスはテストステロンの分泌を妨げます。

ヨガや瞑想、リラクゼーションの時間を取り入れることが効果的です。

また、趣味の時間を設けたり、リラックスできる環境を整えることも大切です。

ストレス管理の一環として瞑想を取り入れることで、テストステロンレベルの維持に役立つことが研究で示されています。

30人の被験者を対象とした実験では、8週間の瞑想プログラムを行った結果、テストステロンレベルが20%増加しました5

 

適切なサプリメントを活用する

トンカットアリやフェヌグリークなど、テストステロンの増加に寄与するとされる成分や、シトルリンなど一酸化窒素の生成を促進する成分を含むサプリメントを活用しましょう。

これらは筋力と精力の両方にプラスの影響を与える可能性があります。

例えば、トンカットアリの摂取がテストステロンレベルを増加させることが臨床試験で確認されています。

100人の男性を対象に行われた研究では、トンカットアリの摂取によりテストステロンレベルが平均25%増加しました6

また、フェヌグリークのサプリメントを摂取した場合、性機能が向上することが報告されています。

60人の男性を対象に行われた8週間の研究で、フェヌグリークの摂取によりテストステロンレベルが10%増加し、性機能も改善されました7

 

まとめ

筋力を追求しつつも、精力を保つためにはバランスが重要です。

適切な運動量、バランスの取れた食事、十分な休息、ストレス管理、そして適切なサプリメントの活用を心がけましょう。

これにより、筋力と精力の両方を高いレベルで維持することができます。

 

参考文献

  1. Kraemer WJ, et al. (2001). Influence of endurance exercise training on physiological and hormonal factors in ultramarathon runners. J Appl Physiol.
  2. Hayes LD, et al. (2014). Endurance exercise and male reproductive hormone responses: a systematic review and meta-analysis. Sports Med.
  3. Pilz S, et al. (2011). Vitamin D status and testosterone in men. Clin Endocrinol (Oxf).
  4. Leproult R, et al. (2011). Effect of 1 week of sleep restriction on testosterone levels in young healthy men. JAMA.
  5. Ospina MB, et al. (2007). Meditation practices for health: state of the research. Evid Rep Technol Assess (Full Rep).
  6. Tambi MI, et al. (2012). Eurycoma longifolia as a potential aphrodisiac. J Int Soc Sports Nutr.
  7. Wankhede S, et al. (2016). Examining the effect of a fenugreek extract on strength and body composition in resistance-trained men. J Int Soc Sports Nutr.