南相馬市ふるさと見聞録 思いやりの心がじんわりとしみてくる

震災から２ヵ月が過ぎました。

南相馬市にある農家民宿さんで現在受入をされているのは鹿島区の４軒のみです。

他県からボランティアできてくださる方や仮説住宅などの建設に携わる業者の方

など支援活動の為に南相馬市にきて下さる皆様を感謝の心で受入をしています。

先日、その中の１軒「翠の里」さんをお尋ねしました。

受入に関しては本当にお悩みになられたそうです。地元の野菜などが思うように

使えないなど食材調達が大変で、どうやっておもてなしをしようかと大変苦慮され

たそうです。

色々と思いあぐねて考えついたのが…みんな大好きカレーライス！だそうです。
　
　　　　

これが夕食の定番となりました。

心配するには及ばずで、お客様誰ひとり不満を言われる方はないそうです。

中にはご自分達で食材を調達されて夕食を作られる方もいらっしゃるとか…。

「思いやりの心」を頂き「おもてなしの心」でおこたえする…そんな関係。

廊下を進むと目に飛び込んできたのが…こちら！　　　　　　
　

　　　　　　　訪れたお客様の直筆で書かれたメッセージやイラストで埋まっていました。

　　　　

「この障子を皆さんのメッセージでいっぱいにしたい。」そう話される翠の里のお母さん。

　　　　　　さしだされたその手のぬくもりを決して決して忘れません

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