少しパソコンから目線をあげると、自分の部屋の箱が目に入ります。
FSⅡと書かれた大きな薄いダンボール箱。
昨日購入した時計の入っていた箱。
キャンバスアート時計、迷ったけれど、購入しました。
夜さっそく部屋に飾って、一番嬉しかった後ろ側は隠れてしまったけれど
まるで絵のようなキャンバスアート時計の裏側には大野智画伯のサイン入り
情報をあまりチェックしないで買ったので、ハッピーなサプライズでした。
買わずに後で知ったら、私はかなり後悔しただろうな・・・と思います。
5年日記も昨日から書き始めました。
ちゃんと5年間続けられるように努力します
大野くんの作品展の思い出グッズがいっぱいの我が家。
ぼんやりすると、FREESTYLEⅡの空間に頭の中がどっぷり浸ります。
さて、昨日の私が感じたこと。
何からどのように書きましょうか・・・
あ、その前に一つ注意を。
作品の前にここから先は近づかない!という規制線があるのですが、他の美術展と違って、なぜか黒のテープが床に貼ってあるだけの、全くの平面。
踏んでも気づかない
私一度半歩その中に足を踏み入れていて、注意されました。
「黒い線の内側に入らないでください」
いや~、びっくり
床に作品はないから、下を見てない訳で、まったく気が付かなかった
しかもすべての作品に黒い線があるわけではなく、立体の作品の前のみあります。
そのあと、そちらが気になって、会場の雰囲気に集中するのに会場2周分ぐらいかかりましたが、会場が広くなくて、作品数も少ないので、何度か見ている内に黒い線の位置が頭に入り、大野くんワールドに浸ることができました。
というわけで、黒い線にはご注意を!
運営側にちょっと改善してほしいポイントでもあります
では、感想を・・・ということにいたします。
が、作品展は観た人の数だけ感じ方があるでしょうから、以下の内容は私の全き主観的な感想になります。
万が一、これから鑑賞予定でネタバレを気にする方は、ここから先は回れ右?でお願いします。
また、感想として、まとまりもなく、レポでもなく・・・思いつくまま感じたまま、日頃よりさらに徒然なるままの文章となっております。
読まれる方も、そこのところ、よろしく
です
FSⅡ、それは大野くんの作り上げた宇宙。
フィギュアにイラストに油絵、水彩画、そして映像作品。
全て大野くんが感じたままに表現した、大野くんの内側。
大野くんの感性の世界。
そう広くない空間に工夫して配置された作品たち。
ひとつひとつが愛おしい、アーティスト大野智が生み出したもの。
チケットをもぎってもらって入場すると緩やかなカーブでお出迎えの大野くんらしいフィギュアの面々ににっこり。
どうしてこんな表情で、こんな色合いで、こんな形なの?
ちょっぴり不思議で、それでいてその不思議さに滲む大野智という人。
どこか捉えどころがなくて、それでいて深い人間らしさと精神宇宙。
常識人なのに、頑な自分らしさに他の人とはちがうものを見つめるまなざし。
自分に見えたものに素直な大野くん。
時々、今、何を見て、何を考えてるのかな?って思うような表情をしている大野くんが、見ている世界、見つけた世界。
それが感じられるFREESTYLEⅡ。
和室のちゃぶ台に描かれた絵に、ちょんまげで裸の子どもの掛け軸、ちゃんと裏も見える、に、襖絵よろしくキッチュな大野くんイラストが2対。
奈良さんや草間さんの影響を感じさせる部分もあり、いろんなものが集合している不思議な世界。
立体作品には大野くんの顔を使ったものも多くて、本当に不思議。
大野くんの脳内にいるかのよう。
白いレースの花嫁のような不思議な作品に、釣られる智魚。
革を使った立体に、大きなパグ犬の絵が2対。
立体には大野くん本人があちこちにいて、不思議な表情でFSⅡの世界を構成しています。
そういえば、怪物くんの絵に白で書き足された本物の怪物くん。
藤子不二雄先生とのコラボになってた。
先生、いついらっしゃったんだろう。
あと、映像作品はずっと流れているわけではなくて、不意にスクリーンに流れ出すのが、大野くんらしい。
滝の音が始まりのサイン。
ちょっとシュールな超短編。
面白いんだけど、どうして、こんな発想にたどり着いたのか・・・
そのわからなさが大野くんらしくて。
観た人の驚きを想像しては、楽しんでるんだろうな~と思う。
まるで阿修羅や弥勒菩薩のように、ちょっぴり人の世界の上から。
黒い線を半歩踏み込んで、集中力が切れたときに、ふと天井を見上げて、暗い天井にライトアップされた展示作品のある空間。
暗めの空間が心地よくて、大野くんの体内宇宙にいる感覚でした。
あの世界を作り上げた神・大野智が、両腕を広げて、自分の宇宙を思い思いに楽しんでいる人々を両腕でその世界を包み込むようにして、微笑みながら見ているような感覚になりました。
そんな風に想像力を掻き立ててくれる、FSⅡワールド。
前回から7年。
テクニックはもとより、描くことへの向き合い方も大きく変化していることが見て取れる今回の作品展。
大野智のアーティストの魂、とても素敵です
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