羽田で浅草の芋きん

浅草の老舗和菓子店、満願堂。
それが羽田空港にある。
江戸時代からあるという、芋きんが看板商品。実演もやっている。

すばやい手つきで、すっすと職人さんが焼いている。
へばりついて見ていたいのを堪えて、おずおずと一個注文。
はい、おひとつですねー。店員嬢がにこやかに応じてくれる。

焼き立てをささっと包んでくれた。竹皮風の紙（多分）。
えらい暗い写真になったが気にせず、熱いうちに頬張る。
ほっくり甘い芋が、ほわーっといい匂い。

分厚くはないが、薄くもない皮はむちっとして、かつ香ばしい。
べとつく甘さでもなく、咳込むようなパサつきとも無縁であっさり旨い。
しかし、浅草の街を見ながら食べたら、もっと旨かろう。