幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

時々動くあびらのデゴイチ

2022-09-09 | 北海道
それは、倉庫の窓から月明かりがちょうど運転席に差し込む夜。
ぬらぬらと黒光りする70トンの車体がゆらりと揺れて、煙突から蒸気が上がり、
ぷぉぉぉぉ、と盛大な汽笛と共にD51は屋根を壊して月に帰ろうとする・・・

なんてことではなく、まっとうに屋外展示される日があるらしい。
直近だと9月11日が予定されている。道の駅あびらD51ステーション。
国鉄SL終焉の地という安平町。追分駅から歩いても来られる距離にある。

胆振東部地震から9か月後に移設されたそうで、普段は倉庫にぎゅうぎゅう詰め。
油で磨いているのでべたべただから触らないでと、近寄ることもできない。
かっこいいけれど、しかし、汽車は動いてなんぼ、乗ってなんぼだなと思う。

外には懐かしの赤と肌色のキハ183‐214の特急車両が居るが、内部は通常非公開。
動かない列車はただの鉄さ、とは言わないが。
季節限定とうきびソフトクリームも終わっていて、すごすご退散した。


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