シルク5歳牝馬・ローブティサージュの引退が昨日、クラブより発表されました。
スワンSの大転倒で、生命の危機に瀕しましたが奇跡的に軽症ですみ、
母としての仕事の為に、牧場へ帰ることになりました。
ローブの引退については、何度か、「このタイミングで」と書いてきましたし、
無事に牧場へ戻れることになって本当にホッとしています。
と同時に、ただただ、寂しい、そんな気持ちも抑えられません。
引退に関してのクラブからのお知らせは
前走の直線であれだけのスピードで転倒しながらも大きな怪我がなかったのは
奇跡の他ありません。ノーザンファームしがらきへ移動後も大きな異常は感じられ
ませんがしばらくは休養が必要な状況です。そこから再度調教を始めたとしても、
牝馬の引退時期(6歳3月)までに万全の態勢を整えてレースに出走させることは
時間的にも難しいでしょうし、あれだけのアクシデントに見舞われたことでの精神的
苦痛が出てこないとも限りません。さらに、本馬にはその秀でた能力を後世に伝えて
行く大事な仕事がこの先に待っています。そのような状況を踏まえて関係者と協議を
行った結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることと致します。近日中に
抹消の手続きが取られ、今後は北海道・ノーザンファームで繁殖牝馬となる予定です。
私の心配・心情・見解と全て一致していますので、この決断には心から感謝しています。
そんなローブの引退に寄せて、メモリアル記事を書きたいと思います。
◆ローブティサージュ(プチノワールの10 父:ウォーエンブレム)
(写真は募集時カタログのもの ※最初、間違った写真をアップしてしまいました。 謹んで訂正いたします。)
生涯獲得賞金: 1億7231.6万円(募集総額1500万円)
通算成績 3-2-2-0-1-12(全20戦)
主な勝ち鞍: 阪神JF(GI)、キーンランドC(GIII)、函館SS(GIII)2着、
ファンタジーS(GIII)2着、阪神牝馬S(GII)3着、阪急杯(GIII)3着
ローブティサージュは主人が「シルク入会」を強行した初年度の愛馬で、
7月の新馬勝ちはシルク愛馬の初勝利でもありました。
2戦目は京都のファンタジーS。
後方から追い込むも届かずの2着でしたが、3戦目の阪神JF(GI)で、
馬群を割って伸びて来て見事優勝。
この時の3着馬は愛馬レッドセシリアで、GIで愛馬ワン・スリーという快挙でした。
3歳時には牝馬3冠路線に全て出走、結果は出ませんでしたが頑張りました。
この時期、結果が出ないローブに「早熟」だの色々言う人もいましたが、
私達は「いつか復活してくれる」と信じて疑いませんでしたね。
4歳に入って距離を短縮した阪神牝馬S(GII)で3着して復活の兆しを見せると、
夏の函館SS(GIII)で2着、キーンランドC(GIII)でJF以来の重賞2勝目をあげ、
サマースプリントシリーズでも最後まで王者争いに加わってくれました。
奇しくもキーンランドC優勝時の2着馬は愛馬レッドオーヴァルで、
重賞の舞台で愛馬ワンツーという偉業。
レッドの愛馬とガチンコになると不思議と頑張るローブなのでした。
5歳の今年も阪急杯(GIII)で3着、最後のスワンSも「これなら!」という
手応えでしたし、やはり「早熟」馬ではなかったと思います。
新馬戦以降は、全て重賞に出走して全20戦、2歳時の阪神JF(GI)と、
4歳時の札幌・キーンランドC(GIII)の2つの重賞を勝ってくれました。
勝ち鞍は3勝と少ないですが、重賞戦線であげたものですから立派ですし、
何と言っても募集総額の10倍以上の賞金を稼いでくれた功労馬です。
そして、ローブティサージュの「最優秀2歳牝馬」は、愛馬初のJRA賞です。
ローブを応援していて本当に沢山の感動を貰う事が出来、ローブと陣営には
感謝の気持ちしかありません。
サンデーの血を持たないローブは、サンデー系種牡馬がつけ放題。
これからの母としての活躍要素も十分持っていますし、
子供達がクラブで募集されることを楽しみに待ちたいと思います。
同じ母父のブラックエンブレムのような偉大な母になってくれれば、嬉しいなぁ。
ローブの引退は残念ですが、昨年、社台・サンデーの募集馬見学ツアー時に、
函館SSでローブが2着したことが決め手になって出資した、同じ須貝厩舎所属の
テラノヴァが、ローブの引退と入れ替わるように今月の23日、府中でデビューを予定しています。
ローブの後を継ぐような、活躍が出来たら嬉しいですね。
最後に、クラブ公式から想いでのレースの写真を貼って、ローブの引退への餞といたします。
2歳7月 函館・芝1800mの新馬戦。 2番人気で快勝!
惜しくも2着に敗れたファンタジーS(GIII)。 それでも、本番に向けて視界良好でした。
阪神JF(GI)。 直線の激しい叩き合い。
同じく、JFゴール前。 後ろに写っているのは2着馬のクロフネサプライズ。 その陰に愛馬セシリアのゼッケンが。
口取り式でのローブ。 GI勝ち馬のレイが。
3勝目となったキーンランドC(GIII)
2度目の重賞口取り式。 厩務員さんの笑顔が嬉しそう!
ローブティサージュ、今まで本当にありがとう。
これからは母として、第二の馬生を送ることになります。
子供がクラブに来なくても、ずっと応援したいです。
まずはゆっくり歴戦の疲れを癒して下さいね。 ありがとう。
スワンSの大転倒で、生命の危機に瀕しましたが奇跡的に軽症ですみ、
母としての仕事の為に、牧場へ帰ることになりました。
ローブの引退については、何度か、「このタイミングで」と書いてきましたし、
無事に牧場へ戻れることになって本当にホッとしています。
と同時に、ただただ、寂しい、そんな気持ちも抑えられません。
引退に関してのクラブからのお知らせは
前走の直線であれだけのスピードで転倒しながらも大きな怪我がなかったのは
奇跡の他ありません。ノーザンファームしがらきへ移動後も大きな異常は感じられ
ませんがしばらくは休養が必要な状況です。そこから再度調教を始めたとしても、
牝馬の引退時期(6歳3月)までに万全の態勢を整えてレースに出走させることは
時間的にも難しいでしょうし、あれだけのアクシデントに見舞われたことでの精神的
苦痛が出てこないとも限りません。さらに、本馬にはその秀でた能力を後世に伝えて
行く大事な仕事がこの先に待っています。そのような状況を踏まえて関係者と協議を
行った結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることと致します。近日中に
抹消の手続きが取られ、今後は北海道・ノーザンファームで繁殖牝馬となる予定です。
私の心配・心情・見解と全て一致していますので、この決断には心から感謝しています。
そんなローブの引退に寄せて、メモリアル記事を書きたいと思います。
◆ローブティサージュ(プチノワールの10 父:ウォーエンブレム)
(写真は募集時カタログのもの ※最初、間違った写真をアップしてしまいました。 謹んで訂正いたします。)
生涯獲得賞金: 1億7231.6万円(募集総額1500万円)
通算成績 3-2-2-0-1-12(全20戦)
主な勝ち鞍: 阪神JF(GI)、キーンランドC(GIII)、函館SS(GIII)2着、
ファンタジーS(GIII)2着、阪神牝馬S(GII)3着、阪急杯(GIII)3着
ローブティサージュは主人が「シルク入会」を強行した初年度の愛馬で、
7月の新馬勝ちはシルク愛馬の初勝利でもありました。
2戦目は京都のファンタジーS。
後方から追い込むも届かずの2着でしたが、3戦目の阪神JF(GI)で、
馬群を割って伸びて来て見事優勝。
この時の3着馬は愛馬レッドセシリアで、GIで愛馬ワン・スリーという快挙でした。
3歳時には牝馬3冠路線に全て出走、結果は出ませんでしたが頑張りました。
この時期、結果が出ないローブに「早熟」だの色々言う人もいましたが、
私達は「いつか復活してくれる」と信じて疑いませんでしたね。
4歳に入って距離を短縮した阪神牝馬S(GII)で3着して復活の兆しを見せると、
夏の函館SS(GIII)で2着、キーンランドC(GIII)でJF以来の重賞2勝目をあげ、
サマースプリントシリーズでも最後まで王者争いに加わってくれました。
奇しくもキーンランドC優勝時の2着馬は愛馬レッドオーヴァルで、
重賞の舞台で愛馬ワンツーという偉業。
レッドの愛馬とガチンコになると不思議と頑張るローブなのでした。
5歳の今年も阪急杯(GIII)で3着、最後のスワンSも「これなら!」という
手応えでしたし、やはり「早熟」馬ではなかったと思います。
新馬戦以降は、全て重賞に出走して全20戦、2歳時の阪神JF(GI)と、
4歳時の札幌・キーンランドC(GIII)の2つの重賞を勝ってくれました。
勝ち鞍は3勝と少ないですが、重賞戦線であげたものですから立派ですし、
何と言っても募集総額の10倍以上の賞金を稼いでくれた功労馬です。
そして、ローブティサージュの「最優秀2歳牝馬」は、愛馬初のJRA賞です。
ローブを応援していて本当に沢山の感動を貰う事が出来、ローブと陣営には
感謝の気持ちしかありません。
サンデーの血を持たないローブは、サンデー系種牡馬がつけ放題。
これからの母としての活躍要素も十分持っていますし、
子供達がクラブで募集されることを楽しみに待ちたいと思います。
同じ母父のブラックエンブレムのような偉大な母になってくれれば、嬉しいなぁ。
ローブの引退は残念ですが、昨年、社台・サンデーの募集馬見学ツアー時に、
函館SSでローブが2着したことが決め手になって出資した、同じ須貝厩舎所属の
テラノヴァが、ローブの引退と入れ替わるように今月の23日、府中でデビューを予定しています。
ローブの後を継ぐような、活躍が出来たら嬉しいですね。
最後に、クラブ公式から想いでのレースの写真を貼って、ローブの引退への餞といたします。
2歳7月 函館・芝1800mの新馬戦。 2番人気で快勝!
惜しくも2着に敗れたファンタジーS(GIII)。 それでも、本番に向けて視界良好でした。
阪神JF(GI)。 直線の激しい叩き合い。
同じく、JFゴール前。 後ろに写っているのは2着馬のクロフネサプライズ。 その陰に愛馬セシリアのゼッケンが。
口取り式でのローブ。 GI勝ち馬のレイが。
3勝目となったキーンランドC(GIII)
2度目の重賞口取り式。 厩務員さんの笑顔が嬉しそう!
ローブティサージュ、今まで本当にありがとう。
これからは母として、第二の馬生を送ることになります。
子供がクラブに来なくても、ずっと応援したいです。
まずはゆっくり歴戦の疲れを癒して下さいね。 ありがとう。
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