エボニーナイト 屈腱炎にて引退（涙）

サンデーＲ・４歳牡馬・エボニーナイトの引退が昨日、発表されました。

ここ最近、チグハグな更新が続いており、時間が掛かる筈なのに、
２７日に急遽、「順調に乗り込まれ、トレセンへ」と入厩した時点で、
不安な気持ちになっておりましたが、案の定でした。

まず、月曜日に、屈腱炎を匂わせる更新があり、
昨日の更新で「引退」の引導を渡されました。

まっく厩舎は現在、非常に悪い流れが続いており、
その集大成がやってきた気がします。（涙）
勝負事ですから、流れが変わるのをじっと待つしかないですね。



公式の更新は、


2013/3/4　栗東ＴＣ
トレセン入厩後、調教のあとに左前脚の膝ウラにいくらか熱があります。
冷やしてケアを行っていますが、解消が長引くようであれば、
エコー検査を行うつもりです。


2013/3/6　栗東ＴＣ
左前脚の膝ウラ部分の腫れが引かないことから、
3/6(水)にエコー検査を行ったところ、
患部は屈腱炎を発症しているとの診断が下されました。
症状としても軽度ではなく、長期間の休養が必要となってしまいました。
そこで高野調教師と今後について協議した結果、
手術を行うかどうか検討中のノドのことも踏まえると、
復帰を目指して現役を続行するのは会員様のご負担の面において
リスクが高いと判断し、本馬をこのまま引退させることにしました。
会員の皆様におかれましては、まことに残念なことと存じますが、
何卒ご了承賜りますようよろしくお願い申しあげます。
なお、詳細は後日書面をもってお知らせします。






写真は２０１１年５月の牧場見学時。　ペロッと出る舌が可愛いエボニー。



生涯成績　1-2-0-1-1-7　　獲得賞金　1,140万円


募集時は馬体の良さとＤＶＤでの歩様の柔らかさ、
募集総額1600万円とお手ごろな価格の関西牡馬ということで、
何と200票以上を集めるサンデーＲの１番人気の馬でした。
私達も、高額馬に行くか、エボニーに行くか、かなり迷って、
馬体の素晴らしさに賭けよう！とエボニーを選んだことを覚えています。
出資が叶って本当に嬉しかったです。


デビューは２歳の１０月、阪神の芝1800ｍの新馬戦で
後のダービー馬、ディープブリランテの離された２着。
ちょうど、牧場見学で北海道に行っており、
お知らせメールでがっかりしながらもホッとした記憶があります。

その後、未勝利でも歯がゆいレースが続き、
初勝利をあげたのは７戦目の４月の福島・芝2600ｍ戦。
果敢にハナを奪うと好タイムで余裕たっぷりの逃げ切り勝ち。
結果分析でもタイムランクＡと高評価をいただき、
想いは早くも３冠の最終戦、菊花賞の舞台へ飛んだのでした。（笑）

続く、東京・芝2400ｍ戦の昇級戦でも４着と頑張り、
これでエボニーの長距離戦での活躍を確信したのですが、
リフレッシュ放牧されたＮＦしがらきでトモを滑らせるアクシデント。
ここから、エボニーの走りがすっかりおかしくなってしまいました。
一つのアクシデントで馬がガラッと変わってしまうことは良くあることです。

その後、秋に復帰してからの５戦は、彼らしい走りを見ることは出来ず、
最後は「ノド鳴り」、そして「屈腱炎」となってしまいました。

本当に残念で、悔しくて、寂しいです。
順調だったら、もっと上のクラスで走っていたと信じています。
それでも、起こってしまったことは仕方のないことと受け入れなければ。


エボニーナイト、今まで本当にお疲れ様でした。
どこかで幸せな馬生が送れるように祈っています。

本当に、ありがとう。