リアルインパクトの安田記念制覇に寄せて

昨日、３歳馬、しかも１勝馬による古馬Ｇ１・
安田記念制覇という偉業を成し遂げたリアルインパクト。

そんなこんなでネットの安田記念関連記事は全て読破。
恒例のブックとギャロップも購入してきました。（永久保存版・笑）

期待はしていても甘くないと自分にブレーキをかけていましたが、
最高の形で結果を出してくれた愛馬に感謝・感謝です。

レース後の公式のコメントは、騎手・調教助手・調教師・クラブが
それぞれ苦労と喜びを伝えてくれています。
それだけ、この馬が戴冠するまでには目に見えない努力や
ドラマがあったのでしょう。
代わる代わる語られるコメントに目頭が熱くなりました。

また、３月の東日本大震災を山元トレセンで経験した、
謂わば被災馬だということも思い出されます。
今回、コメントはなくとも、山元ＴＣでリアルに関わって下さった
スタッフさんも皆、同じ想いをされていることでしょう。


とにかく、記録ずくめのＧ１初制覇でした。

◆グレード制導入後、安田記念の３歳馬の優勝は初。
　（スピードワールドの３着がこれまでの最高着順）

◆１勝馬の古馬Ｇ１制覇は初。

◆鞍上の戸崎騎手も中央のＧ１は初勝利。

◆リアルはレース中に右前を落鉄。（これは記録じゃないけど）


レース後のウイニングランの時、鞍上の戸崎騎手が
リアルの馬上で腰を浮かせて深々とお辞儀しました。
心なしかリアルも一緒に頭を下げているように見えました。
その人馬を見ながら、熱いものがこみ上げて来て、
愛馬が勝利したんだとしみじみ実感した瞬間でした。

こんな素晴らしい感動を味わうことが出来て、
陣営・ジョッキーには本当に感謝です。
積極的に前で運んで４キロのアロウワンスを
最大限活かしてくれた、最高の騎乗でした。

デビュー戦以来、初めて何の不利もない、
スムーズなレースが出来ました。
それでも３歳馬と古馬の間には
越えられない溝があると思っていましたが、
そんな私の固定概念を覆してくれました。


とにかく、秋に向けてゆっくり疲れを癒して下さい。
また成長した姿を見せてくれる日を楽しみに待っています。