まちゃの素 ~さくら日和~

まったりしたりお疲れだったり……
そんな日々のあれこれ……

実は。。。

2011-09-08 00:24:58 | 今日、あった事・思った事

今だから書く!
今しか書くけない!

一つの記憶として。。。



数日間だけやったけど、ご近所さんにも内緒で猫を保護していました。
猫アレルギーのまちゃ助が。。。



台風接近の日、網戸に引っかかっていた猫。

毎日のようにまちゃ助の裏庭に来てたんやけど、
離れてると可愛い声で鳴くのに、
近づくとシャーって怒る。

でもさすがに台風には勝てなかったのか?
この日はまちゃ助が近づいても怒らない。
気のせいか? 片手にけががあるように見えた。

これは大変!っと抱っこしたけど怒らず、大人しくしてたんで、
そのまま家に入れてあげました。


さすがに首輪をしてるだけあって、見知らぬ家でも大人しいものだ。

首輪にハートのチャームが付いてたので、
「ちょっと見せてね」っと裏返すと、何も書いてなかった。

迷子として交番に届けてもえぇけど、飼い主さん見つかるか不安。

取り敢えず、猫に任せることにして、
コンビニでキャットフードを買って、あたえた。

必死になって食べて、お水の飲む姿にちょっとほろり。。。


一先ず、捨てるつもりやったバスタオルを数枚敷いて、彼の寝床を作る。


彼は賢かった。


部屋を徘徊して、ニャウニャウ泣いたのは1日目だけ。
それもまちゃ助の後について台所に入ろうとするのを、
「ここは入ったらアカン!」っていうと、ちょこんと座って待っていた。


夜もまちゃ助のお布団には絶対入ってこなかった。


トイレがしたくなると玄関の方へ行き、ニャウニャウ鳴いて知らせた。


撫でて欲しいのか。
まちゃ助の膝に来て、ゴロゴロのどを鳴らして甘えるのも、
1日回くらいで、それもまちゃ助が寝る前だけで、
それ以外は寝てるか、まちゃ助のすることを見てるくらい。

でもまちゃ助が撫でても怒らず、目を細めて身を任せていた。

ホントに彼は賢かった。


2日過ぎ、3日過ぎ。。。
ご飯を食べるけど、彼は弱っていくようだった。

しきりに舐める片手が気になって、ちょっと嫌がるのを見たら、
爪が剥がれそうになっていた。

一先ず傷薬を塗り、酷いようなら、以前お世話になった獣医さんに診てもらう事も考えた。





「もしかしたら、このまま居つくかな」


少し猫アレルギーを持ってるまちゃ助には究極な選択。
その上、気管支炎もあるし。

幸運な事に、あまり彼がそばに来ないので、アレルギー反応が出なかった。

この距離でいるなら大丈夫かも。。。
そう思って、猫トイレを買ってきて、寝床にクッションも差し出した。




明日にでも獣医さんに診てもらおうって思ってた今日。


しきりに外に出たがる。

トイレも用意したから、そこへ連れてってもすぐ出て、
前足を片方上げて、ひょこひょこと玄関へ行き、戸の前に座る。


玄関の戸を開けると、ひょこひょこと外へ行き、
いつもおしっこをしてたプランターでようをたすと、そのまま門をくぐって、
ぎこちなく階段を下りてった。


猫に任せると決めたから、帰って来るなら迎え入れようと、そのままにした。

彼は道路に座って何かを見ていた。


無理やり連れ帰っても良かったけど、また外に出たがるような気がして、彼に任せた。



それでも車に引かれてないか。。。など心配になって外に出たら、彼の姿がなかった。

不自由な足でどこに行ったんやろ?っと辺りを見渡したら、
「にゃう」
はす向かいのお家の車の影に彼がいた。

「帰ってくる? うちに来る?」
声をかけたけど、返事がなかった。

うちにいた時は声をかけたら返事してくれたのに。。。

「来たかったら声をかけてね」
そう言って家に入った。



あれから数時間たったけど、呼び声が聞こえない。
外を見に行ったけど、今度は声も聞こえない。







数日だけだったけど、まちゃ助の傍にいた猫。

またどっかの誰かのお世話になってたらいいけど。。。
本当のお家に帰ってたらいいけど。。。

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