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新型コロナウイルスに感染する「肺炎」って他とどう違う?

(3)肺の末端にある、ガス交換をする組織「肺胞」が炎症
 高熱が出て、咳とともに、膿(うみ)のような黄色や緑色、時には茶褐色のたんがたくさん出ます。

 肺胞のまわりにある「間質」という組織で炎症を起こす肺炎。たんを伴わない、乾いた咳が続き、呼吸困難や呼吸不全を起こします。新型コロナウイルスの肺炎にはこれが多く見られます。

 その他、
代表的なのがインフルエンザウイルス。ほかに水ぼうそうの原因となる水痘ウイルス、新型コロナウイルスも含まれます。一般的な風邪の症状で、激しい咳や高熱、倦怠感が出るのが特徴。

 圧倒的に多いのが肺炎球菌。ほか、インフルエンザ菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が原因で起こります。湿った咳とともに、黄色や緑色を帯びたたんが出るのが特徴です。

 マイコプラズマ、クラミジアなど、ウイルスと細菌の中間の性質を持つ微生物が原因の肺炎です。たんが比較的少なめで、乾いた咳が長引くことの多いのが特徴です。
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